研究課題
本研究課題では、人々の生活習慣に起因する病と経済行動との関連を行動実験及び神経科学的研究によって検討するものである。今日、生活習慣に起因する病気の存在が社会経済的に大きな影響を与えているのみならず、これらの病気を予防するためにはいかなる手法が必要になるのかに関する関心が高まっている。こうした背景を受けて、本研究では、実験経済学、行動経済学、神経経済学の手法を有機的に組み合わせた研究を展開した。具体的には、凸時間制約のもとでの時間割引課題、リスクテイキング行動測定課題、損失回避傾向測定課題を実施する実験を実施し、人々の経済行動と心理的変数やディープパラメターの検討を行なった。加えて、更に大規模な被験者を対象に行動経済学的ファクター、社会経済的背との関連を探る研究を行なった。さらに、経済行動と生活習慣及び社会経済的背景との関連を検討するための神経科学的検討を行うためのfMRI実験を行い、特にリスクテイキング行動と人々のディープパラメターとの関連を検討する研究を実施し、生活習慣傾向と人々の経済行動との間には一定の関連が見られることが明らかになった。これらの一連の成果は、学術論文等で報告された。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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