研究実績の概要 |
第一に昨年度の調査結果を分析するとともに、同調査において確保した調査対象者2,457名を対象に追跡調査を行った。その結果、約42.2%に相当する1,036名から回答を得ることが出来た。第二に新規調査対象者(ウェーブ3)を対象とした調査を実施し、1,270名の回答者から回答を得ることが出来た。またこの内、日本語学校に在籍する者を対象に昨年の調査結果と合わせて分析を行い、教育達成を通じた移住過程としての日本語学校の位置づけに関する分析を行った。第三に「国勢調査」の個票データを用いた二次分析を行うことで、日本に住む外国人の移住過程における社会的統合の状況に関する分析を並行して行った。具体的には労働市場における地位達成、ジェンダー、階層的地位の世代間変動といった視点からの分析を昨年度に引き続き行った。その上でこれらの成果を2冊(編著、単著各1冊)の書籍、及び1本の論文として刊行した。
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