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2020 年度 研究成果報告書

形成期の銀河間を繋ぐガスネットワーク構造の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17H04831
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 天文学
研究機関国立天文台

研究代表者

松田 有一  国立天文台, アルマプロジェクト, 助教 (20647268)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード銀河形成 / 宇宙網
研究成果の概要

100億年以上前の宇宙では、物質の多くはリボンのようなフィラメント状の構造(宇宙網)を作っており、それが銀河やブラックホールなどのもととなるガスの供給源と考えられている。しかし、そのような構造に存在しているガスはあまり光を発しないため、これまでの観測では捉える事は難しかった。我々は、すばる、アルマ望遠鏡による宇宙網地図作りを進め、さらに、すばる望遠鏡用に新たな光学フィルターを製作し、広範な地図作りに向けて、観測を推進した。

自由記述の分野

銀河形成

研究成果の学術的意義や社会的意義

初期宇宙では銀河やブラックホールなどのもととなる水素ガスは宇宙網と呼ばれる網の目構造のパイプの中を通って、網の目の結び目に向かって流れ込んでいると考えられており、その性質を調べることが天体形成の謎を解明するための鍵となる。我々は、すばる望遠鏡、アルマ望遠鏡を含む世界中の巨大望遠鏡群を使って、世界で初めて、形成期の銀河を繋ぐガスネットワーク構造の観測に成功した。さらに、すばる望遠鏡の超広視野カメラ用に製作した特注光学フィルターを使って、より広範囲でガスネットワークを観測して、銀河が形成される時代の宇宙における宇宙網の地図作成を進める。

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公開日: 2022-01-27  

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