本研究では、高速なX線イメージャを開発するために、構成要素であるセンサー・エレクトロニクス一体型のピクセルチップやアナログ・デジタル変換回路を小さいピクセル面責に集積化したチップなどを複数回試作し、それらの評価試験を実施した。また試作チップの評価に関して、汎用的にデータ取得に使用できるエレクトロニクスがなかったため、本研究では新たにFPGAを搭載したDAQボードGoSHIKを開発し、効率的に評価試験が実施できる環境を整備した。異種チップ間の接合技術に関しては、既存のバンプ技術に替わる候補としてスクリーンオフセット印刷技術を用いた試験を実施し、克服すべき課題や技術に関する基本的知見が得られた。
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