本申請では、体積と粒子間相互作用を変化させる等、外部環境応答性を有した柔らかいコロイド粒子;ハイドロゲル微粒子に注目し、設計・合成・構造解析を通じ、新たな機能を示すゲル微粒子群を開発した。それらを自己組織化の要素と捉え、界面やバルク中において、粒子の個性や、外部環境応答性を活用する事で、高次組織化およびそのメカニズム解明に挑戦した。特に、気水表面を集積場とした場合、開発したゲル微粒子の形態に応じてユニークな非等方的な構造化を見出した。その他にも、自律駆動コアシェルゲル微粒子の会合/解離挙動を外部環境変化によりON/OFFスイッチさせる事に成功し、微粒子集積体の精密制御を発展させる知見を得た。
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