学術的意義: 考案・具現化した分割球殻構造は,飛行体のみならず,車輪・クローラ・脚型・それら複合といった,数多くの移動体に適応可能であり,学術的な拡張性も有する基盤となる機構システムである.
社会的意義: 本研究で取り組んだロボット機構は,例えば,環境や人への不慮の転倒・衝突の場合の接触力緩和に留まらず,橋梁点検時の探査活動および補修などの接触を伴う作業が可能となる.また,内部から外部へのアクセスが上記だとすると,外部から内部へのアクセスとして,エネルギー・空気圧の常時給電・供給などが可能になるといった探査作業ロボットとしての活用が可能であり,社会的貢献度が著しく高いものである.
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