• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

NOMの固体EEMデータベース構築とIn-situファウリング観察技術の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17H04941
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 土木環境システム
研究機関中央大学

研究代表者

山村 寛  中央大学, 理工学部, 教授 (40515334)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード膜ろ過 / 励起蛍光分光分析 / 固体測定 / In-situ分析 / 膜ファウリング
研究成果の概要

励起蛍光分光分析(EEM)は、有機物に励起光を照射した際に発する蛍光を検出することで、有機物の種類を判別する手法である。本研究では、EEMを膜ファウリング物質の分析に適用することを目的として、(1)様々な水域から回収した試料に対し、固体EEM分析のピーク位置についてのデータベースを構築すると共に、(2)固体EEMを用いて膜ファウリングの連続モニタリング試験を実施した。同じ物質であるにもかかわらず、液体試料と固体試料でピーク位置が異なることが明らかになった。固体EEMにより、不可逆的な膜ファウリングの進行に関係する有機物特性を明らかにした。

自由記述の分野

用排水処理

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、簡易かつ高感度に膜ファウリング(目詰まり)物質が定性できるようになった。これにより、これまで試行錯誤的に実施されてきた膜ろ過運転の最適化や薬品洗浄条件の選定などを実施できるようになるため、大幅に膜ろ過にかかる導入コストの低減に繋がるものと期待される。
また、本研究により構築したNOM(天然有機物)の固体EEMスペクトルデータベースにより、NOMの特性を簡単かつ非破壊で分析できるようになる。それにより、土壌の性質が簡単に分析できるようになる。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi