研究成果の概要 |
多様なシナプス変化の定量を行うため、神経軸索上のシナプスの半自動定量化技術を樹立した(J.Vis.Exp., 2017)。この独自の手法を発展させ、シナプスの喪失が神経変性の前に起きることを突き止め、その神経回路維持にはWNT経路が関与していることを発見した。これまでの一連のシナプス研究の成果により神経活動によってシナプス構造が機能的に変化する現象やメカニズムをまとめた総説を発表した(Neural Dev., 2018)。その他、ショウジョウバエの個体の活動記録設備を樹立し、視覚神経軸索の変性を誘導する恒常的な光環境下のストレスにおける概日リズムの記載も行った(Sci. Rep., 2019)
|