本研究は、農村における女性の地位と権利意識を決定づける社会・経済的要因を明らかにし、ヒューマンセキュリティ(人間の安全保障)の観点から、女性のエンパワメント(能力・地位の向上)に資する知見を探ることを目的として行った。 このため、経済学を基礎とした手法により、インドのMeghalaya州および、バングラデシュのクルナ州などを対象とした調査を実施した。収集したデータに基づく実証分析を行い、ジェンダーに関する意識を決定づける要因は何か、現地NGO・政府が支援を行う上での制約とその解決法は何か、といった問題について実態を明らかにした。
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