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2020 年度 研究成果報告書

ストレスによる情動障害に関わる神経基盤の解明と創薬研究への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 17H05054
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 薬理系薬学
研究機関大阪大学

研究代表者

笠井 淳司  大阪大学, 薬学研究科, 准教授 (40454649)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードストレス / 全脳 / 不安 / うつ
研究成果の概要

精神的なストレスは、うつ病などの精神疾患が発症の原因になりうるものの、その発症メカニズムはいまだ不明な点が多い。本研究では、全脳細胞の活性化マッピングと機械学習等のデータ駆動型解析を組み合わせ、ストレス応答やその後のうつ様行動発症に関わる新たな神経細胞集団を同定した。この細胞集団の神経回路の入力と出力先を、全脳レベルで明らかにし、この細胞集団を特異的に神経活動操作することによりストレス後の不安行動や反復ストレスによるうつ様行動発症を制御できることを示した。

自由記述の分野

神経薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

不安症やうつ病の新規治療薬の第一選択薬は、選択的セロトニン再取り込み阻害薬であり、過去数十年間新薬は出ていない。しかし、うつ病患者の約3割は、既存の抗うつ薬では治療効果が得られない難治性であるとされている。そのため、新たな機序の抗うつ薬・不安症等の治療薬開発が求められている。本研究によって同定されたストレス応答性の細胞集団は、これらストレス性精神疾患の新たな標的になることが期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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