研究課題
これまでの研究で、研究代表者が発見した骨髄PDPN陽性間質細胞の細胞起源が骨格系幹細胞(SSC)であることを示唆した。R02年度は、これまでの知見を基に、骨と骨髄の発生、特に骨端に形成される二次骨化中心骨髄について、骨髄PDPN陽性間質細胞の分布を解析した。その結果、二次骨化中心形成される過程で、骨膜血管とともにPDPN陽性細胞が二次骨化中心に侵入し、骨髄形成および血管形成とともに骨髄内に定着することを発見した。さらに、in vitroモデルを用い、PDPN陽性間質細胞の生理機能として血管恒常生維持機能を発見した。本研究課題によって骨髄PDPN陽性間質細胞の細胞特性の一端を明らかにすることができた。今後はこれらの知見をもとに、in vivoモデルを樹立し、骨髄発生にともなうPDPN陽性間質細胞が関与する骨髄環境構築メカニズムの解析へ移行する。
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (16件) (うち国際学会 3件) 備考 (1件)
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