長寿社会における世代間移転と経済格差： パネルデータによる政策評価分析

2017 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 17H06086
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 樋口 美雄 慶應義塾大学, 商学研究科(三田), 特任教授 (20119001)
• 研究分担者: 山本 勲 慶應義塾大学, 商学部(三田), 教授 (20453532) ; 赤林 英夫 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (90296731) ; 駒村 康平 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (50296282) ; 瀬古 美喜 武蔵野大学, 経済学部, 教授 (60120490) ; 土居 丈朗 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (60302783) ; 大垣 昌夫 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (90566879) ; McKenzie Colin 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (10220980) ; 黒田 祥子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50447588) ; 鶴 光太郎 慶應義塾大学, 商学研究科(三田), 教授 (80371178) ; 大久保 敏弘 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (80510255) ; 敷島 千鶴 帝京大学, 文学部, 教授 (00572116) ; 隅田 和人 東洋大学, 経済学部, 准教授 (10350745) ; 直井 道生 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 准教授 (70365477) ; 山田 篤裕 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (10348857) ; 別所 俊一郎 財務省財務総合政策研究所(総務研究部), 総務研究部, 総括主任研究官 (90436741) ; 寺井 公子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (80350213) ; 井深 陽子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 准教授 (20612279)
• 研究期間 (年度): 2017-04-25 – 2022-03-31
• キーワード: 長寿社会 / 世代間移転 / 経済格差 / パネルデータ / エビデンス・ベースド・ポリシー

研究実績の概要

本研究では、長寿社会と経済格差の関係に焦点を当て、長寿社会に起因する経済格差の発生メカニズム、さらには、経済格差が長寿社会での人々の暮らしや働き方、健康、社会経済の諸制度・政策、消費行動・生産行動、資産形成、結婚、出産などの家族形成、保育・教育などの次世代育成などに与える影響について、三世代の世帯（同居・非同居）を含む多様な家計を追跡するパネルデータの構築・解析を通じて多角的に研究する。

本年度は、長寿社会における経済格差研究に関する理論的・実証的研究を整理・評価するとともに、家計パネルデータ等を用いながら各研究班で設定したテーマに沿って分析を進めた。各研究班の研究実績としては、論文37本（うち査読付論文11本）および図書10冊となっており、パネルデータなどを用いた経済格差のメカニズムや影響の解明を進めた。

「日本家計パネル調査」については、調査回答者の親世代・子世代の情報を多く盛り込んだ調査を実施した。また、非同居の家族も含めた調査回答者の子世代への調査の方法や内容を検討するワーキンググループを立ち上げ、効率的・効果的な３世代調査への拡充の道筋を固めた。さらに、日本を代表するパネルデータとして、ルクセンブルク所得研究（LIS）へ「日本家計パネル調査」を提供したほか、オハイオ州立大学が指揮をとる国際パネルデータベースCross-National Equivalent File（CNEF）への提供準備を進めた。このほか、パネルデータの質の維持・向上のため、「日本家計パネル調査」の標本脱落やサンプル追加により発生するサンプリングバイアスの修正を行うウェイトの作成を諸外国（韓国やイギリス）の家計パネルデータの設計・解析機関と連携して進めた。

現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

パネルデータなどを用いた経済格差のメカニズムや影響の解明については、初年度であるにもかかわらず、既存のパネルデータなどを活用して積極的な研究を各研究班が実施し、計画以上の研究実績を積み上げている。「日本家計パネル調査」の３世代調査への拡張については、既存の調査回答者への調査は、親世代・子世代の情報を多く盛り込むことで3世代間の経済的・非経済的関係性を明らかにすることが可能となった。非同居の家族も含めた調査回答者の子世代へ調査回答者を拡げる新規調査は、本課題のヒアリング審査時の助言等を踏まえて、調査方法について慎重な検討が必要と判断し、実施を1年繰り越した。その間、専門的なワーキンググループを立ち上げて集中的な検討を進め、分析に有効な拡充サンプルの取り方や調査方法・調査項目を入念に検討した。具体的には、プライバシー等に配慮した調査項目の慎重な調整、ウェブによる調査回答を可能にするシステムの構築、適正な回答謝金構造の設計、依頼状等のデザインの刷新など、可能な限りの方策をとることにした。その結果、既存回答者の継続回答率に影響を与えることなく、３世代にまたがるさまざまな情報を効率的に収集することが実現した。また、こうした新規調査を開始することで、ウェイトによるサンプルバイアスの補正の必要性はより一層高まるため、「日本家計パネル調査」のウェイトの作成方法を入念に検討した。

今後の研究の推進方策

パネルデータなどを用いた経済格差のメカニズムや影響の解明については、次年度以降も、パネルデータ等を活用して積極的な研究を各研究班が遂行するとともに、班リーダー会議や調査票策定会議、国内・国際ワークショップなどを通じた連携を研究班間で強めていく。3世代調査への拡張を果たした「日本家計パネル調査」については、長寿社会における経済格差構造の解明につながりうるパネルデータとしての研究基盤の構築を進める。その際には、サンプルバイアスを補正するウェイトの作成・提供を進めるなどして、データのクオリティ面でもグローバルスタンダードを目指す。

研究成果

• [国際共同研究] ドイツ社会経済研究所(ドイツ)
  • 国名: ドイツ
  • 外国機関名: ドイツ社会経済研究所
• [国際共同研究] オハイオ州立大学/コロンビア大学(米国)
  • 国名: 米国
  • 外国機関名: オハイオ州立大学/コロンビア大学
• [国際共同研究] OECD ELSA/EHESS(フランス)
  • 国名: フランス
  • 外国機関名: OECD ELSA/EHESS
• [国際共同研究] Luxembourg Income Study/ルクセンブルク統計局(ルクセンブルク)
  • 国名: ルクセンブルク
  • 外国機関名: Luxembourg Income Study/ルクセンブルク統計局
• [雑誌論文] Household Mortgage Demand: Role of Mortgage Market Institutions (2019)
  • 著者名/発表者名: Naoi, M., P. Tiwari, Y. Moriizumi, N. Yukutake, N. Hutchson, A. Kovlyakova and J. Rao
  • 雑誌名: International Journal of Housing Markets and Analysis 巻: 12 ページ: 110-130
  • DOI: 10.1108/IJHMA-03-2017-0029
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Genetic and environmental etiology of stability and changes in self-esteem linked to personality: A Japanese twin study (2018)
  • 著者名/発表者名: Chizuru Shikishima, Kai Hiraishi, Yusuke Takahashi, Shinji Yamagata, Susumu Yamaguchi, & Juko Ando
  • 雑誌名: Personality and Individual Differences 巻: 121 ページ: 140-146
  • DOI: 10.1016/j.paid.2017.09.013
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 日本の労働市場の変質と非正規雇用の増加―同一労働同一賃金をめぐって (2018)
  • 著者名/発表者名: 樋口美雄
  • 雑誌名: 日本労働研究雑誌 巻: 691 ページ: 39-49
  • 査読あり
• [雑誌論文] 企業における女性活躍の推進 (2018)
  • 著者名/発表者名: 山本勲
  • 雑誌名: 多様化する日本人の働き方―非正規・女性・高齢者の活躍の場を探る 巻: - ページ: 142-162
• [雑誌論文] 非正規雇用から正規雇用への転換と技術革新 (2018)
  • 著者名/発表者名: 小林徹・山本勲・佐藤一磨
  • 雑誌名: 多様化する日本人の働き方―非正規・女性・高齢者の活躍の場を探る 巻: - ページ: 19-45
• [雑誌論文] 高齢者の失業が健康に及ぼす影響 (2018)
  • 著者名/発表者名: 山本勲・佐藤一磨・小林徹
  • 雑誌名: 多様化する日本人の働き方―非正規・女性・高齢者の活躍の場を探る 巻: - ページ: 230-245
• [雑誌論文] 学界展望：労働経済学研究の現在 (2018)
  • 著者名/発表者名: 山本勲ほか
  • 雑誌名: 日本労働研究雑誌 巻: 692 ページ: 2-44
• [雑誌論文] 働き方改革の経済分析 (2018)
  • 著者名/発表者名: 山本勲
  • 雑誌名: ビジネス法務 巻: 1 ページ: 61-65
• [雑誌論文] 働き方改革の必要性と効果 (2018)
  • 著者名/発表者名: 山本勲
  • 雑誌名: ビジネスレーバートレンド 巻: 1 ページ: 36-39
• [雑誌論文] 日本における教育投資と教育成果の男女間格差：日本子どもパネル調査を用いた分析 (2018)
  • 著者名/発表者名: 赤林英夫・野崎華世・湯川志保
  • 雑誌名: Keio-IES Discussion Paper Series 巻: DP2018-004 ページ: 1-36
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 金融資産の高齢化とファイナンシャル・ジェロントロジー (2018)
  • 著者名/発表者名: 駒村康平
  • 雑誌名: 租税研究 巻: 820 ページ: 5-11
• [雑誌論文] Did Abenomics Succeed?: Editors' Overview (2018)
  • 著者名/発表者名: Ito T., Iwata K., McKenzie C. & and Urata S.
  • 雑誌名: Asian Economic Policy Review 巻: 13(1) ページ: 1-22
  • DOI: 10.1111/aepr.12215
• [雑誌論文] 過重労働と労働生産性～経済学の視点から (2018)
  • 著者名/発表者名: 黒田祥子
  • 雑誌名: 健康開発 巻: 22(3) ページ: 16-21
• [雑誌論文] 転勤・異動・定年の実態とそのインプリケーション－RIETI「平成29年度 転勤・異動・定年に関するインターネット調査」報告 (2018)
  • 著者名/発表者名: 鶴 光太郎・久米功一・安井健悟・佐野晋平
  • 雑誌名: RIETI Policy Discussion Paper 巻: 18-P-006 ページ: -
• [雑誌論文] Long-term Care Facilities and Elderly Household Mobility in Japan: Empirical Analysis based on Micro-Level Survey (2018)
  • 著者名/発表者名: Sumita, Kazuto, Katsuyoshi Nakazawa and Akihiro Kawase
  • 雑誌名: Working Paper, Faculty of Economics, Toyo University 巻: 23 ページ: 1-45
• [雑誌論文] Copayment exemption policy and healthcare utilization after the Great East Japan Earthquake (2018)
  • 著者名/発表者名: Yusuke Matsuyama, Toru Tsuboya, Shun-ichiro Bessho, Jun Aida, Ken Osaka
  • 雑誌名: Tohoku Journal of Experimental Medicine 巻: 244 ページ: 163-173
  • DOI: 10.1620/tjem.244.163
  • 査読あり
• [雑誌論文] 新教育委員会制度がいじめの認知件数に与えた影響について：東京都の区市町村別データを用いた分析 (2018)
  • 著者名/発表者名: 田中隆一・別所俊一郎・両角淳良
  • 雑誌名: 財務省財務総合政策研究所ディスカッション・ペーパー 巻: 18A-04 ページ: 1-26
  • オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] An Analysis of Peer Effects on Vaccination Behavior Using a Model of Privately Provided Public Goods (2018)
  • 著者名/発表者名: Yoko Ibuka, Jun-ichi Itaya, Naomi Miyazato
  • 雑誌名: CESifo Working Paper 巻: - ページ: 1-42
• [雑誌論文] 景気変動と世帯の所得格差―リーマンショック下の夫の所得と妻の就業― (2017)
  • 著者名/発表者名: 樋口美雄・石井加代子・佐藤一磨
  • 雑誌名: 経済研究 巻: No.68(2) ページ: 132-149
  • 査読あり
• [雑誌論文] 奨学金受給が高等教育機関卒業後の就業・所得に与える影響 (2017)
  • 著者名/発表者名: 樋口美雄・萩原里紗・野崎華世
  • 雑誌名: 三田商学研究 巻: 60(3) ページ: 59-86
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] Changes in Household Income Inequality Over the Business Cycle: Husbands’ Earnings and Wives’ Labor Supply in Japan During the Global Financial Crisis. (2017)
  • 著者名/発表者名: Yoshio Higuchi, Kayoko Ishii, Kazuma Sato
  • 雑誌名: Keio Business Review, The Society Of Business and Commerce Keio University 巻: Jan-52 ページ: 1-25
• [雑誌論文] メンタルヘルスをどう守る (2017)
  • 著者名/発表者名: 黒田祥子・山本勲
  • 雑誌名: やさしい行動経済学 巻: - ページ: -
• [雑誌論文] Causal Effects of Family Income on Child Outcomes and Educational Spending: Evidence from a Child Allowance Policy Reform in Japan (2017)
  • 著者名/発表者名: Michio Naoi, Hideo Akabayashi, Ryosuke Nakamura, Kayo Nozaki, Shinpei Sano, Wataru Senoh, Chizuru Shikishima
  • 雑誌名: Keio-IES Discussion Paper Series 巻: DP2017-026 ページ: 1-23
  • DOI: https://ies.keio.ac.jp/en/publications/8579/
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 取締役会における女性役員と企業パフォーマンスの関係 (2017)
  • 著者名/発表者名: 新倉博明・瀬古美喜
  • 雑誌名: 三田学会雑誌 巻: 110 ページ: 1-20
• [雑誌論文] 中途解約可能な賃貸借契約の賃料期間構造 (2017)
  • 著者名/発表者名: 吉田二郎・瀬古美喜・隅田和人
  • 雑誌名: 季刊 住宅土地経済 巻: 106 ページ: 20-29
• [雑誌論文] 働きすぎの経済学 (2017)
  • 著者名/発表者名: 黒田祥子・山本勲
  • 雑誌名: 安全と健康 巻: 2017(5) ページ: 74-75
• [雑誌論文] 労働時間とメンタルヘルスの関係性 (2017)
  • 著者名/発表者名: 黒田祥子・山本勲
  • 雑誌名: 安全と健康 巻: 2017(8) ページ: 28-30
• [雑誌論文] 社会保障の給付負担に対する選択を決定する要因は何か－個人の意識と教育の役割 (2017)
  • 著者名/発表者名: 久米功一・鶴 光太郎・佐野晋平・安井健悟
  • 雑誌名: RIETI Discussion Paper 巻: 17-J-021 ページ: -
• [雑誌論文] Public Preferences for Alternative Electricity Mixes in Post-Fukushima Japan (2017)
  • 著者名/発表者名: Rehdanz, K, Schroder, C, Narita, D and Okubo, T.
  • 雑誌名: Energy Economics 巻: 65 ページ: 262-270
  • DOI: 10.1016/j.eneco.2017.04.026
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] The Asymmetric Housing Wealth Effect on Childbirth (2017)
  • 著者名/発表者名: Iwata, S. and M. Naoi
  • 雑誌名: Review of Economics of the Household 巻: 15(4) ページ: 1373-1397
  • DOI: 10.1007/s11150-016-9355-8
  • 査読あり
• [雑誌論文] 南海トラフ巨大地震の被害想定地域における社会移動 (2017)
  • 著者名/発表者名: 直井道生・佐藤慶一・田中陽三・松浦広明・永松伸吾
  • 雑誌名: ESRI Discussion Paper 巻: 335 ページ: 1-29
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 教育費高騰とコスト病 (2017)
  • 著者名/発表者名: 山田篤裕
  • 雑誌名: 週刊社会保障 巻: December 2017 vol.71 (No.2954) ページ: 36-39
• [雑誌論文] Do benefits in kind or refunds affect health service utilization and health outcomes? A natural experiment from Japan (2017)
  • 著者名/発表者名: Reo Takaku, Shun-ichiro Bessho
  • 雑誌名: Health Policy 巻: 121(5) ページ: 534-542
  • DOI: 10.1016/j.healthpol.2017.02.016
  • 査読あり
• [雑誌論文] Strategic Delegation When Public Inputs for a Global Good Are Imperfect Substitutes (2017)
  • 著者名/発表者名: Yukihiro Nishimura, Kimiko Terai
  • 雑誌名: International Tax and Public Economics 巻: 24 ページ: 96-111
  • DOI: 10.1007/s10797-016-9411-6
  • 査読あり
• [雑誌論文] Rewarding Successes Discourages Experimentation (2017)
  • 著者名/発表者名: Kimiko Terai, Amihai Glazer
  • 雑誌名: FinanzArchiv/Public Finance Analysis 巻: 73 ページ: 361-381
  • DOI: 10.1628/001522117X15006332556852
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] 石橋湛山とウォルター・バジョットの交点 (2017)
  • 著者名/発表者名: 北村行伸
  • 雑誌名: 自由思想 巻: 146 ページ: 56-64
• [学会発表] Does Experience of Wage Cuts Enhance Firm-level Wage Flexibility? Evidence from Panel Data Analysis of Japanese Firms (2018)
  • 著者名/発表者名: Isamu Yamamoto and Sachiko Kuroda
  • 学会等名: Western Economic Association International
  • 国際学会
• [学会発表] 家計の転居・住宅改修行動の実証分析：遺産動機をめぐって (2018)
  • 著者名/発表者名: 隅田和人・瀬古美喜・吉田二郎
  • 学会等名: 『住宅市場における世代間・地域間ミスマッチの解明―パネルデータによる経済分析』ワークショップ
• [学会発表] Does Experience of Wage Cuts Enhance Firm-level Wage Flexibility? Evidence from panel data analysis of Japanese firms (2018)
  • 著者名/発表者名: 黒田祥子
  • 学会等名: The 14th Western Economic Association International Conference
  • 国際学会
• [学会発表] 住宅価格変動の計量経済分析：住宅ローン減税の住宅価格への影響 (2018)
  • 著者名/発表者名: 隅田和人
  • 学会等名: (一社)住宅生産団体連合会「住宅政策勉強会」 於住宅生産団体連合会
  • 招待講演
• [学会発表] Does mental health matter for firm performance? Evidence from longitudinal Japanese firm data (2017)
  • 著者名/発表者名: Isamu Yamamoto
  • 学会等名: Japanese-Finnish seminar 2017
• [学会発表] Why Do People Overwork at the Risk of Impairing Mental Health? (2017)
  • 著者名/発表者名: Isamu Yamamoto and Sachiko Kuroda
  • 学会等名: International Association for Time Use Research
  • 国際学会
• [学会発表] The Effect of Housing Inheritance on Heir's Tenure Choice, Consumption and Savings in Japan (2017)
  • 著者名/発表者名: T.Ishino, M.Seko, K.Sumita, M.Naoi
  • 学会等名: The 22nd AsRES Annual Conference 2017 (2017年アジア不動産学会)
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] The Effect of Housing Inheritance on Heirs' Tenure Choice, and Household Wealth Accumulation in Japan (2017)
  • 著者名/発表者名: 石野卓也・瀬古美喜・隅田和人・直井道生
  • 学会等名: 2017年度 ARSC研究発表大会
• [学会発表] 女性社内取締役と女性社外取締役が企業の業績に与える効果：東証一部、二部、マザーズ、ジャスダックの比較 (2017)
  • 著者名/発表者名: 新倉博明・瀬古美喜
  • 学会等名: 一橋大学商学研究科ファイナンス研究センタ－ 2017年度 第19回金融研究会
  • 招待講演
• [学会発表] Introducing Virtue Ethics into Normative Economics for Models with Endogenous Preferences (2017)
  • 著者名/発表者名: Masao Ogaki
  • 学会等名: Department of Policital and Economic Studies Seminar, University of Helsinki
• [学会発表] Why Do People Overwork at the Risk of Impairing Mental Health? (2017)
  • 著者名/発表者名: 黒田祥子
  • 学会等名: The 39th International Association of Time-use Research
  • 国際学会
• [学会発表] Self-esteemの安定と変化に寄与する遺伝と環境―パーソナリティとの関連から(ワークショップ「Self-esteemとは何かを考える」) (2017)
  • 著者名/発表者名: 敷島千鶴
  • 学会等名: 日本社会心理学会第57回大会 広島大学
• [学会発表] Long-term Care Facilities and Elderly Household Mobility in Japan: Empirical Analysis of the Micro-Level Survey” (2017)
  • 著者名/発表者名: 隅田和人
  • 学会等名: 日本経済学会秋季大会（青山学院大学）
• [学会発表] Long-term Care Facilities and Elderly Household Mobility in Japan: Empirical Analysis of the Micro-Level Survey (2017)
  • 著者名/発表者名: 隅田和人
  • 学会等名: Asian Real Estate Society at Lin Hotel in Taichung, Taiwan
  • 国際学会
• [学会発表] Income Tax Reforms and Intra-Generational Redistribution: Evidence from Japan (2017)
  • 著者名/発表者名: Yukinobu Kitamura
  • 学会等名: NBER East Asian Seminar on Economics
  • 国際学会 / 招待講演
• [図書] 格差社会と労働市場－貧困の固定化をどう回避するか (2018)
  • 著者名/発表者名: 樋口美雄・石井加代子・佐藤一磨
  • 総ページ数: 222
  • 出版者: 慶應義塾大学出版会
• [図書] 多様化する日本人の働き方―非正規・女性・高齢者の活躍の場を探る (2018)
  • 著者名/発表者名: 阿部正浩・山本勲
  • 総ページ数: 280
  • 出版者: 慶應義塾大学出版会
• [図書] 社会への投資(「長寿社会における基盤整備としての人的資本政策」) (2018)
  • 著者名/発表者名: 駒村康平（三浦まり編）
  • 総ページ数: 298
  • 出版者: 岩波書店
• [図書] 経済学者が贈る未来への羅針盤（共著 経済セミナー増刊所収） (2018)
  • 著者名/発表者名: 瀬古美喜
  • 総ページ数: 368
  • 出版者: 日本評論社
• [図書] 「貧困基準：概念上の『絶対』と測定上の『絶対・相対』」駒村康平編『貧困（福祉＋α）』 (2018)
  • 著者名/発表者名: 山田篤裕
  • 総ページ数: 210
  • 出版者: ミネルヴァ書房
• [図書] 既存住宅市場の活性化（共著 土地総合研究所編） (2017)
  • 著者名/発表者名: 瀬古美喜
  • 総ページ数: 75
  • 出版者: 東洋経済新報社
• [図書] Behavioral Economics: Toward a New Economics by Interation with Traditional Economics (2017)
  • 著者名/発表者名: Masao Ogaki and Saori Tanaka
  • 総ページ数: 211
  • 出版者: Springer
• [図書] やさしい行動経済学（分担執筆。担当：第11章：「メンタルヘルスをどう守る」） (2017)
  • 著者名/発表者名: 黒田祥子・山本勲
  • 総ページ数: 272
  • 出版者: 日本経済新聞出版社
• [図書] 人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか（分担執筆。担当：第5章：「給与の下方硬直性がもたらす上方硬直性」） (2017)
  • 著者名/発表者名: 山本勲・黒田祥子
  • 総ページ数: 336
  • 出版者: 慶應義塾大学出版会
• [図書] 産業保健心理学（分担執筆。担当：第13章：「職場のメンタルヘルスのアウトリーチ：経営とメンタルヘルス」） (2017)
  • 著者名/発表者名: 黒田祥子・山本勲
  • 総ページ数: 254
  • 出版者: ナカニシヤ出版
• [備考] パネルデータ設計・解析センターホームページ
  • URL: https://www.pdrc.keio.ac.jp/
• [学会・シンポジウム開催] Mini-Conference on Equality among Children and Families: Evidence from China, Japan, and the World (2017)
• [学会・シンポジウム開催] Harmonized Cognitive Aging Study Workshop (2017)
• [学会・シンポジウム開催] Special Lecture at IES, Graduate Students' Workshop (2017)
• [学会・シンポジウム開催] Conference on Retirment, Labor Market, and Health (2017)
• [学会・シンポジウム開催] Conference: Development of Empirical Research Using Panel Data (2017)
• [学会・シンポジウム開催] Special Lecture: Too Many Children Left Behind: The U.S. Achievement Gap in Comparative Perspective (2017)
• [学会・シンポジウム開催] Workshop on empirical policy research in family and education (2017)
• [学会・シンポジウム開催] 先進国における所得の動態: OECDによる格差分析の最前線 (2017)