長寿社会における世代間移転と経済格差： パネルデータによる政策評価分析

2020 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 17H06086
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 樋口 美雄 慶應義塾大学, 商学研究科(三田), 特任教授 (20119001)
• 研究分担者: 山本 勲 慶應義塾大学, 商学部(三田), 教授 (20453532) ; 赤林 英夫 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (90296731) [辞退] ; 駒村 康平 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (50296282) ; 瀬古 美喜 武蔵野大学, 経済学部, 教授 (60120490) ; 土居 丈朗 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (60302783) ; 大垣 昌夫 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (90566879) ; McKenzie Colin 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (10220980) ; 黒田 祥子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50447588) ; 鶴 光太郎 慶應義塾大学, 商学研究科(三田), 教授 (80371178) ; 大久保 敏弘 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (80510255) ; 敷島 千鶴 帝京大学, 文学部, 教授 (00572116) ; 隅田 和人 東洋大学, 経済学部, 教授 (10350745) ; 直井 道生 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 准教授 (70365477) ; 山田 篤裕 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (10348857) ; 別所 俊一郎 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 准教授 (90436741) ; 寺井 公子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (80350213) ; 井深 陽子 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (20612279) ; 北村 行伸 立正大学, 経済学部, 教授 (70313442)
• 研究期間 (年度): 2017-04-25 – 2022-03-31
• キーワード: 長寿社会 / 世代間移転 / 経済格差 / パネルデータ / エビデンス・ベースト・ポリシー

研究実績の概要

本研究では、長寿社会と経済格差の関係に焦点を当て、長寿社会に起因する経済格差の発生メカニズム、さらには、経済格差が長寿社会での人々の暮らしや働き方、健康、社会経済の諸制度・政策、消費行動・生産行動、資産形成、結婚、出産などの家族形成、保育・教育などの次世代育成などに与える影響について、三世代の世帯（同居・非同居）を含む多様な家計を追跡するパネルデータの構築・解析を通じて多角的に研究する。
本年度は、長寿社会における経済格差研究に関する理論的・実証的研究を整理・評価するとともに、「日本家計パネル調査（JHPS）」や「JHPS第二世代付帯調査（JHPS-G2）」（非同居の家族も含めたJHPS調査回答者の子世代への調査）、「JHPS新型コロナウイルス感染症に関する特別調査（JHPS-COVID19）」（新型コロナウイルス感染症が家計に与えた影響に関するJHPS回答者への特別調査）などの家計パネルデータ等を用いながら、各研究班で設定したテーマに沿って分析を進めた。各研究班の研究実績としては、論文53本（うち査読付論文18本）および図書10冊となった。
パネル調査については、JHPSの本調査を実施するとともにJHPS-G2やJHPS-COVID19といった補完的な調査も実施した。JHPS-COVID19の実施は当初は計画していなかったが、パンデミックの家計への影響をリアルタイムで把握するため、2020年5月と10月の特別調査として実施した。さらに、日本を代表するパネルデータとして、ルクセンブルク所得研究（LIS）やオハイオ州立大学（CNEF）による国際データベースへのJHPSの提供を継続した。このほか、パネルデータの質の維持・向上のため、「日本家計パネル調査」のサンプリングバイアスの修正を行うウェイトを作成・提供した。

現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

パネルデータなどを用いた経済格差のメカニズムや影響の解明については、昨年度に引き続き、積極的な研究を各研究班が実施し、計画以上の研究実績を積み上げている。「日本家計パネル調査」の子ども世代への調査であるJHPS-G2の実施により、世界に先駆けた３世代調査への拡充が実現した。こうした多世代間のパネルデータを用いた各研究班での研究が進捗し、その一部は年度末にディスカッションペーパーとして刊行した。さらに、新型コロナウイルス感染症のパンデミックに鑑み、当初は計画していなかった特別調査としてJHPS-COVID19をJHPSの調査回答者に対して2回実施し、コロナ禍で家計がどのような影響を受けているかを解明するためのパネルデータを構築した。JHPS-COVID19を利用した研究は各研究班で進めており、一部はディスカッションペーパーとして刊行したほか、政府の雇用政策研究会の報告書でも引用されている。さらに、JHPS-COVID19はCNEF参加11ヶ国による国際共同研究の一環として実施し、各国で共通の質問項目を入れて国際比較しやすいよう工夫しているため、今後は国際比較による新たな学術的知見の導出が見込める。

今後の研究の推進方策

パネルデータなどを用いた経済格差のメカニズムや影響の解明については、次年度以降も、パネルデータ等を活用して積極的な研究を各研究班が遂行するとともに、班リーダー会議や調査票策定会議、国内・国際ワークショップなどを通じた連携を研究班間で強めていく。また、OECDやオハイオ州立大学、EHESSなどの国際研究機関・大学等との共同研究を進めることで、グローバルな視点からの経済格差研究も強化する。「日本家計パネル調査」については、次年度以降も３世代調査として実施し、長寿社会における経済格差構造の解明につながりうるパネルデータとしての研究基盤の構築を進める。さらに、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが続いていることから、その影響をリアルタイムで把握するために特別調査JHPS-COVID19を継続して実施することを検討するなど、当初計画にない追加的な研究実施も議論している。

研究成果

• [国際共同研究] 社会科学高等研究院（EHESS)/経済協力開発機構（OECD）(フランス)
  • 国名: フランス
  • 外国機関名: 社会科学高等研究院（EHESS)/経済協力開発機構（OECD）
• [国際共同研究] Cross-National Equivalent File（CNEF）(米国)
  • 国名: 米国
  • 外国機関名: Cross-National Equivalent File（CNEF）
• [国際共同研究] ルクセンブルク所得研究（LIS)(ルクセンブルク)
  • 国名: ルクセンブルク
  • 外国機関名: ルクセンブルク所得研究（LIS)
• [雑誌論文] Does the Expectation of Having to Look after Parents in the Future Affect Current Fertility (2022)
  • 著者名/発表者名: Sakata K. and McKenzie C.
  • 雑誌名: Journal of Demographic Economics 巻: 88(3) ページ: 283-311
  • DOI: 10.1017/dem.2020.35
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] AIなどの新しい技術の進歩と雇用・賃金・働き方 (2021)
  • 著者名/発表者名: 山本勲
  • 雑誌名: 産政研フォーラム 巻: 129 ページ: 12-18
• [雑誌論文] Digital and Traditional Media Advertising and Business Performance of Agribusiness Firms- Empirical Evidence in Japan (2021)
  • 著者名/発表者名: Yukinobu Kitamura, Yessica C.Y.Chung, Hung-Hao Chang
  • 雑誌名: Agricultural Economics 巻: 67(2) ページ: 51-59
  • DOI: 10.17221/393/2020-AGRICECON
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] 産業連関表から供給・使用表へ (2021)
  • 著者名/発表者名: 北村行伸
  • 雑誌名: 経済所報（法政大学日本統計研究所） 巻: 53 ページ: 1-11
• [雑誌論文] データと経済学の近未来像 (2021)
  • 著者名/発表者名: 北村行伸
  • 雑誌名: 経済セミナー 巻: 719 ページ: 22-27
• [雑誌論文] Working from home: its effects on productivity and mental health (2021)
  • 著者名/発表者名: Ritsu Kitagawa, Sachiko Kuroda, Hiroko Okudaira, Hideo Owan
  • 雑誌名: Covid Economics 巻: 74 ページ: 142-171
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Causal Effects of Family Income on Educational Investment and Child Outcomes: Evidence from a Policy Reform in Japan (2021)
  • 著者名/発表者名: Michio Naoi, Hideo Akabayashi, Ryosuke Nakamura, Kayo Nozaki, Shinpei Sano, Wataru Senoh, and Chizuru Shikishima
  • 雑誌名: Journal of the Japanese and International Economies 巻: 60 ページ: 101-122
  • DOI: 10.1016/j.jjie.2021.101122
  • 査読あり
• [雑誌論文] 長寿社会における認知機能低下と金融ジェロントロジーの可能性 (2021)
  • 著者名/発表者名: 駒村康平
  • 雑誌名: 生活協同組合研究 巻: 541 ページ: 5-14
• [雑誌論文] A Review of "Housing in Post-Growth Society: Japan on the Edge of Social Transition", by Yosuke Hirayama and Misa Izuhara (2021)
  • 著者名/発表者名: Miki Seko
  • 雑誌名: International Journal of Housing Policy 巻: 21(1) ページ: 153-155
  • DOI: 10.1080/19491247.2021.1877386
• [雑誌論文] Persistent Divides in Beliefs, Conflict, and Innovation (2021)
  • 著者名/発表者名: Mihailov, A., M. Ogaki
  • 雑誌名: Keio-Institute for Economic Studies Discussion Paper Series 巻: 2021-004 ページ: 1-9
  • オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] 新型コロナウイルス感染症流行初期の雇用者の就業・生活・ウェルビーイング ― パンデミック前後のリアルタイムパネルデータを用いた検証 ― (2021)
  • 著者名/発表者名: 山本勲・石井加代子・樋口美雄
  • 雑誌名: 慶應義塾大学パネルデータ設計・解析センターディスカッションペーパー 巻: 2020-006 ページ: 1-51
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] Research on the task models to cooperate with the human and new technology: Evaluating the impacts on labour market (2021)
  • 著者名/発表者名: Isamu Yamamoto
  • 雑誌名: Impact 巻: 2021(2) ページ: 73-74
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 家計資産の世代間相関：JHPS第二世代付帯調査を用いた実証分析 (2021)
  • 著者名/発表者名: 直井道生・瀬古美喜・隅田和人・石野卓也
  • 雑誌名: 慶應義塾大学パネルデータ設計・解析センターディスカッションペーパー 巻: 2020-011 ページ: -
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 所得税改革が世代間格差に与えた影響に関するマイクロシミュレーション分析 (2021)
  • 著者名/発表者名: 土居丈朗
  • 雑誌名: 三田学会雑誌 巻: 113 ページ: 35-48
• [雑誌論文] Wealth, Financial Literacy and Behavioral Biases in Japan: the Effect of various Types of Financial Literacy (2021)
  • 著者名/発表者名: Sekita, S., V. Kakkar, M. Ogaki
  • 雑誌名: University of Rochester RCER Working Pape 巻: 607 ページ: 1-29
  • オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Comment on “Total-Factor Energy and Emission Efficiencies of ASEAN and other Asian Economies” (2021)
  • 著者名/発表者名: McKenzie C.
  • 雑誌名: Asian Economic Policy Review 巻: 16(1) ページ: -
  • DOI: 10.1111/aepr.12324
• [雑誌論文] Energy and the Environment: Editors' Overview (2021)
  • 著者名/発表者名: Ito T., Iwata K., McKenzie C., S. Urata
  • 雑誌名: Asian Economic Policy Review 巻: 16(1) ページ: -
  • DOI: 10.1111/aepr.12334
  • 国際共著
• [雑誌論文] Public Preferences on Immigration in Japan (2021)
  • 著者名/発表者名: Okubo, T
  • 雑誌名: Japan and the World Economy 巻: - ページ: -
  • DOI: 10.1016/j.japwor.2021.101073
  • 査読あり
• [雑誌論文] 地域財政乗数と高齢化 (2021)
  • 著者名/発表者名: 別所俊一郎
  • 雑誌名: フィナンシャル・レビュー 巻: 145 ページ: 15-31
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] How an ineffective agent can increase his budget (2021)
  • 著者名/発表者名: Terai, Kimiko, Amihai Glazer
  • 雑誌名: Economics and Politics 巻: 33(1) ページ: 133-147
  • DOI: 10.1111/ecpo.12162
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] 日本の高齢者の就業行動・引退行動：パネルデータを用いた属性要因・政策効果の実証分析 (2020)
  • 著者名/発表者名: 佐藤一磨・深堀遼太郎・樋口美雄
  • 雑誌名: 慶應義塾大学パネルデータ設計・解析センターディスカッションペーパー 巻: 2020-002 ページ: 1-45
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] Job tasks and wages in the Japanese labor market: Evidence from wage functions (2020)
  • 著者名/発表者名: Toru Kobayashi, Isamu Yamamoto
  • 雑誌名: Journal of the Japanese and International Economies 巻: 58 ページ: 1-17
  • DOI: 10.1016/j.jjie.2020.101110
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Impact of socioeconomic- and lifestyle-related risk factors on poor mental health conditions: A nationwide longitudinal 5-wave panel study in Japan (2020)
  • 著者名/発表者名: Miwako Nagasu, Isamu Yamamoto
  • 雑誌名: PLoS ONE 巻: 15(10) ページ: 1-15
  • DOI: 10.1371/journal.pone.0240240
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Japanese citizens' behavioral changes and preparedness against COVID-19: An online survey during the early phase of the pandemic (2020)
  • 著者名/発表者名: Kaori Muto, Isamu Yamamoto, Miwako Nagasu, Mikihito Tanaka, Koji Wada
  • 雑誌名: PLoS ONE 巻: 15(6) ページ: 1-18
  • DOI: 10.1371/journal.pone.0234292
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Psychosocial impact of COVID‐19 for general workers (2020)
  • 著者名/発表者名: Akihito Shimazu, Akinori Nakata, Tomohisa Nagata, Yutaka Arakawa, Sachiko Kuroda, Nobuyuki Inamizu, Isamu Yamamoto
  • 雑誌名: Journal of Occupational Health 巻: 62(1) ページ: 1-2
  • DOI: 10.1002/1348-9585.12132
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 情報開示の有無を考慮した女性活躍推進と企業業績の関係 (2020)
  • 著者名/発表者名: 西畑壮哉・山本勲
  • 雑誌名: 経済分析 巻: 201 ページ: 1-16
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] コロナ禍における在宅勤務の実施要因と所得や不安に対する影響 (2020)
  • 著者名/発表者名: 石井加代子・中山真緒・山本勲
  • 雑誌名: 労働政策研究・研修機構ディスカッションペーパー 巻: 20-SJ-01 ページ: -
• [雑誌論文] 働き方改革の経済分析：企業パネルデータと労働者・企業マッチデータを用いた検証 (2020)
  • 著者名/発表者名: 山本勲
  • 雑誌名: 現代経済学の潮流 巻: - ページ: -
  • 査読あり
• [雑誌論文] 働き方、健康、生産性との関係 ～労働生産性の経済学指標の検討 (2020)
  • 著者名/発表者名: 黒田祥子・山本勲
  • 雑誌名: 産業精神保健 巻: 28(1) ページ: -
• [雑誌論文] 人口減少下の日本の労働市場の方向性 (2020)
  • 著者名/発表者名: 山本勲
  • 雑誌名: 「人口減少と経済成長に関する研究会」報告書（財務省財務総合政策研究所） 巻: - ページ: -
• [雑誌論文] 企業業績を高めるための働き方改革と従業員のウェルビーイング向上 (2020)
  • 著者名/発表者名: 鶴光太郎・山本勲・滝澤美帆
  • 雑誌名: 日経スマートワークOUTLOOK 巻: - ページ: -
• [雑誌論文] 新型コロナウイルス感染症によって加速する非接触型経済への移行 (2020)
  • 著者名/発表者名: 山本勲
  • 雑誌名: 商工ジャーナル 巻: 2020.11 ページ: -
• [雑誌論文] 現場業務に精通する人材にこそAIリテラシー研修の実施を (2020)
  • 著者名/発表者名: 山本勲
  • 雑誌名: 産業訓練 巻: 66(3) ページ: -
• [雑誌論文] コロナ禍によって加速する働き方改革 (2020)
  • 著者名/発表者名: 山本勲
  • 雑誌名: タリスマン 巻: 2020.11 ページ: -
• [雑誌論文] 二分法思考傾向と質問紙におけるレスポンス・スタイルとの関連の検討 (2020)
  • 著者名/発表者名: 石川 武・敷島千鶴
  • 雑誌名: パーソナリティ研究 巻: 29 ページ: 14-16
  • DOI: 10.2132/personality.29.1.5
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 公私年金一体改革と長寿時代における年金税制等のあり方 (2020)
  • 著者名/発表者名: 駒村康平
  • 雑誌名: 税研 巻: 36(3) ページ: 64-73
• [雑誌論文] 高齢化社会と住宅市場 －退職貯蓄パズルをめぐってー (2020)
  • 著者名/発表者名: 瀬古美喜
  • 雑誌名: 季刊 住宅土地経済 巻: 117 ページ: 2-7
• [雑誌論文] 企業における女性役員の活躍 (2020)
  • 著者名/発表者名: 瀬古美喜
  • 雑誌名: 武蔵野大学2019年礼拝講話集 巻: - ページ: -
• [雑誌論文] 企業における人材多様性の向上が業績に与える効果のパネルデータ分析 (2020)
  • 著者名/発表者名: 瀬古美喜・新倉博明
  • 雑誌名: 武蔵野大学しあわせ研究所通信 巻: 47 ページ: -
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] The effect of inside and outside female directors on firm performance: comparison of the First section, Second section, Mothers, and Jasdaq in the Tokyo Stock Exchange Market (2020)
  • 著者名/発表者名: H. Niikura, M.Seko
  • 雑誌名: International Journal of Economic Policy Studies 巻: 14 ページ: 123-166
  • DOI: 10.1007/s42495-019-00025-x
  • 査読あり
• [雑誌論文] 親からの資産移転期待と子供の資産蓄積 (2020)
  • 著者名/発表者名: 石野卓也・直井道生・瀬古美喜・隅田和人
  • 雑誌名: 慶應義塾大学パネルデータ設計・解析センターディスカッションペーパー 巻: 2020-005 ページ: -
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 持ち家取得時の情報収集行動と住宅満足度 (2020)
  • 著者名/発表者名: 新倉博明・直井道生・瀬古美喜
  • 雑誌名: Keio-Institute for Economic Studies Discussion Paper Series 巻: DP2020-019 ページ: -
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 持ち家取得時の情報収集行動と住宅満足度 (2020)
  • 著者名/発表者名: 新倉博明・直井道生・瀬古美喜
  • 雑誌名: 日本不動産学会誌 巻: 34(3) ページ: 93-100
  • 査読あり
• [雑誌論文] 幸せな暮らしには、ライフステージに合った住居が必要です (2020)
  • 著者名/発表者名: 瀬古美喜
  • 雑誌名: いい引越し.com 『大学研究の現場から』 巻: - ページ: -
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] Trade Wars: Editors' Overview (2020)
  • 著者名/発表者名: Ito T., Iwata K., McKenzie C., S. Urata
  • 雑誌名: Asian Economic Policy Review 巻: 15(1) ページ: 1-30
  • DOI: 10.1111/aepr.12292
  • 国際共著
• [雑誌論文] Economic Reform in ASEAN: Editors' Overview (2020)
  • 著者名/発表者名: Hill H., Ito T., Iwata K., McKenzie C., S. Urata
  • 雑誌名: Asian Economic Policy Review 巻: 15(2) ページ: 165-184
  • DOI: 10.1111/aepr.12312
  • 国際共著
• [雑誌論文] 働き方・休み方と労働者のメンタルヘルス：一日本企業の勤怠データを用いた検証 (2020)
  • 著者名/発表者名: 佐藤香織・黒田祥子・大湾秀雄
  • 雑誌名: RIETI Policy Discussion Paper Series 巻: 20-P-019 ページ: 1-29
• [雑誌論文] 認知能力及び非認知能力が賃金に与える影響について (2020)
  • 著者名/発表者名: 安井健悟・佐野晋平・久米功一・鶴光太郎
  • 雑誌名: RIETI Discussion Paper 巻: 20-J-024 ページ: -
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] Preferences for nuclear power in post-Fukushima Japan: Evidence from a large nationwide household survey. (2020)
  • 著者名/発表者名: Okubo, T., Narita, D., Rehdanz, K., Schroeder, C.
  • 雑誌名: Energies 巻: 13(11) ページ: -
  • DOI: 10.3390/en13112938
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Individual Preferences on Trade Liberalization: Evidence from a Japanese Household Survey (2020)
  • 著者名/発表者名: Felbermayr, G., Okubo, T.
  • 雑誌名: Keio-Institute for Economic Studies Discussion Paper Series 巻: DP2020-10 ページ: -
  • オープンアクセス / 国際共著
• [雑誌論文] Spread of COVID-19 and Telework: Evidence from Japan (2020)
  • 著者名/発表者名: Okubo, T
  • 雑誌名: Covid Economics 巻: 32 ページ: -
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Natural Hazard Information and Migration across Cities: Evidence from the Anticipated Nankai Trough Earthquake (2020)
  • 著者名/発表者名: Naoi, M., K. Sato, Y. Tanaka, H. Matsuura, S. Nagamatsu
  • 雑誌名: Population and Environment 巻: 41 ページ: 452-479
  • DOI: 10.1007/s11111-020-00346-6
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] School Quality and Residential Property Values: A Review of Recent Developments and Applications (2020)
  • 著者名/発表者名: M. Naoi
  • 雑誌名: Public Policy Review 巻: 16(6) ページ: 1-23
  • オープンアクセス
• [学会発表] 教育達成形成メカニズムの検討－行動遺伝学的アプローチを用いて (2021)
  • 著者名/発表者名: 中村聖・敷島千鶴・安藤寿康
  • 学会等名: 日本双生児研究学会第35回学術講演会
• [学会発表] Introducing Virtue Ethics into Normative Economics for Models with Endogenous Preferences (2021)
  • 著者名/発表者名: Masao Ogaki
  • 学会等名: CREDO Economics and CST Workshop
  • 国際学会
• [学会発表] 行動経済学から新型コロナを考える (2020)
  • 著者名/発表者名: 山本勲
  • 学会等名: 行動経済学会第14回大会
  • 招待講演
• [学会発表] 健康経営と企業業績との関係～「健康経営度調査」データを用いた検証結果～ (2020)
  • 著者名/発表者名: 山本勲
  • 学会等名: 第27回日本行動医学会学術総会
  • 招待講演
• [学会発表] 労働経済学からみた新しい働き方の可能性 (2020)
  • 著者名/発表者名: 山本勲
  • 学会等名: 第28回日本産業ストレス学会
  • 招待講演
• [学会発表] The Impact of AI on the Labour Market (2020)
  • 著者名/発表者名: 山本勲
  • 学会等名: OECD International Conference on AI in Work, Innovation, Productivity and Skills
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] 大学や病院の保育委託で保育の質を守る方法についてー公共メカニズム，市場メカニズム，共同体メカニズムの研究 (2020)
  • 著者名/発表者名: 大垣昌夫
  • 学会等名: 日本経済学会2020 年度秋季大会
• [学会発表] Daily steps and healthcare costs in Japanese communities: Causal inference (2020)
  • 著者名/発表者名: Sumita, K, Okamoto, S, Kamimura, K, Shiraishi, K, , Komamura, K, Tsukao, A, Kuno, S,
  • 学会等名: 日本経済学会
• [学会発表] Parental Wealth Transfers and Children’s Wealth Accumulation (2020)
  • 著者名/発表者名: 石野卓也・直井道生・瀬古美喜・隅田和人
  • 学会等名: 日本経済学会2020年度春季大会
• [学会発表] 災害リスクに対する主観的認知の更新メカニズムと防災行動に関する分析 (2020)
  • 著者名/発表者名: 安田昌平・直井道生
  • 学会等名: 第34回応用地域学会研究発表大会
• [学会発表] Impacts of Reducing Earthquake Risk on Residential Land Price in Tokyo (2020)
  • 著者名/発表者名: 河端瑞貴・直井道生・安田昌平
  • 学会等名: 第34回応用地域学会研究発表大会
• [学会発表] 主体的朗働の創生：働くことの意義を考える（メインシンポジウム） (2020)
  • 著者名/発表者名: 島津明人・中田光紀・直井道生・稲水信行・黒田祥子・永田智久・梅崎昌裕・荒川豊
  • 学会等名: 第28回日本産業ストレス学会
  • 招待講演
• [学会発表] 産業連関表から供給・使用表へ (2020)
  • 著者名/発表者名: 北村行伸
  • 学会等名: 環太平洋産業連関分析学会
  • 招待講演
• [図書] ふたご研究シリーズ 第1巻 認知能力と学習 (2021)
  • 著者名/発表者名: 安藤寿康監・敷島千鶴・平石界編
  • 総ページ数: 189
  • 出版者: 創元社
  • ISBN: 978-4-422-43036-2
• [図書] AIの経済学ー「予測機能」をどう使いこなすか (2021)
  • 著者名/発表者名: 鶴光太郎
  • 総ページ数: 198
  • 出版者: 日本評論社
  • ISBN: 978-4-535-55942-4
• [図書] 現代経済学の潮流2020 (2020)
  • 著者名/発表者名: 宇井貴志・加納隆・土居潤子・西山慶彦編・山本勲・佐藤主光・チャールズ、ユウジ、ホリオカ・堀一三・大竹文雄・松谷恵・渡辺安虎・成田悠輔・内藤貴仁
  • 総ページ数: 149
  • 出版者: 東洋経済新報社
  • ISBN: 978-4-492-31531-6
• [図書] 技術進歩と日本経済 (2020)
  • 著者名/発表者名: 福田慎一編・山本勲・田中賢治・宮川努・石川貴幸・鍋山徹・戸村肇・田中茉莉子・三平剛
  • 総ページ数: 296
  • 出版者: 東京大学出版会
  • ISBN: 978-4-13-040294-1
• [図書] 新版 進化する経済学の実証分析 (2020)
  • 著者名/発表者名: 経済セミナー編集部編・大垣昌夫・北村行伸・他24名
  • 総ページ数: 177
  • 出版者: 日本評論社
  • ISBN: 978-4-535-55976-9
• [図書] コロナ危機の経済学 (2020)
  • 著者名/発表者名: 小林慶一郎・森川正之編著・黒田祥子・鶴光太郎・土居丈朗・他21名
  • 総ページ数: 384
  • 出版者: 日経BP
  • ISBN: 978-4-532-35861-7
• [図書] NIRA研究報告書「全国市区町村長の政策意識とリーダーシップのあり方」に関するアンケート調査 (2020)
  • 著者名/発表者名: 大久保敏弘・辻琢也・中川雅之・他3名
  • 総ページ数: 57
  • 出版者: NIRA総研
• [図書] ExcelとRではじめる やさしい経済データ分析入門 (2020)
  • 著者名/発表者名: 隅田和人・ 岡本基・ 岩澤政宗・ 金燕春・ 水村陽一・ 吉田崇紘
  • 総ページ数: 270
  • 出版者: オーム社
  • ISBN: 978-4-274-22562-8
• [図書] 人口変動と家族の実証分析 (2020)
  • 著者名/発表者名: 津谷典子・菅桂太・四方理人・吉田千鶴編著・直井道生・他7名
  • 総ページ数: 384
  • 出版者: 慶應義塾大学出版会
  • ISBN: 978-4-7664-2673-1
• [学会・シンポジウム開催] Technological Progress and Inequalities of Time allocation and Well-being (2020)