研究課題/領域番号 |
17H06098
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
斎藤 通紀 京都大学, 高等研究院, 教授 (80373306)
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研究分担者 |
築山 智之 滋賀医科大学, 動物生命科学研究センター, 特任准教授 (60612132)
中村 紳一朗 滋賀医科大学, 動物生命科学研究センター, 准教授 (50307980)
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研究期間 (年度) |
2017-04-25 – 2022-03-31
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キーワード | 生殖細胞 / iPS細胞 / エピゲノムリプログラミング / 卵母細胞 / 試験管内誘導 / ヒト発生生物学 |
研究成果の概要 |
本研究は、ヒト生殖細胞発生機構の解明とその試験管内再構成を目的に、マウス、カニクイザルをモデルとし、またヒトiPS細胞を用いた研究を推進した。マウス生殖細胞雌性化機構の解明、マウス雄性生殖細胞全発生過程の試験管内再構成、霊長類X染色体遺伝子量補正プログラムの解明、マウス・サル生殖巣体細胞発生機序の解明、ヒト始原生殖細胞様細胞形成機構の解明、ヒト始原生殖細胞様細胞長期培養法の確立、ヒトiPS細胞からヒト初期卵母細胞の誘導、を含む成果を発表した。
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自由記述の分野 |
細胞生物学、発生生物学、生殖生物学、幹細胞生物学、エピジェネティクス、再生医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生殖細胞は、ヒトを含む多細胞生物の遺伝情報を次世代に継承し、その多様性を形成する、生命の根幹をなす細胞である。生殖細胞の発生機構の解明は、遺伝情報継承機構の解明や、その異常に起因する不妊や発生異常、遺伝病の発症機序解明、治療法の開発につながる。本研究により、ヒト生殖細胞試験管内再構成研究の基盤が形成され、ヒト生殖細胞発生機構の解明が進展した。本研究の成果は、生命科学の重要な礎となると同時に、生殖医学に新しい可能性を提示するものである。
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