天皇家・公家文庫収蔵史料の高度利用化と日本目録学の進展―知の体系の構造伝来の解明

2019 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 17H06117
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 田島 公 東京大学, 史料編纂所, 教授 (80292796)
• 研究分担者: 吉川 真司 京都大学, 文学研究科, 教授 (00212308) ; 小倉 慈司 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (20581101) ; 遠藤 基郎 東京大学, 史料編纂所, 教授 (40251475) ; 松澤 克行 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (40282529) ; 藤原 重雄 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (40313192) ; 藤井 恵介 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 名誉教授 (50156816) ; 金田 章裕 京都大学, 文学研究科, 名誉教授 (60093233) ; 岸 泰子 京都府立大学, 文学部, 准教授 (60378817) ; 末柄 豊 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (70251478) ; 鶴見 泰寿 奈良県立橿原考古学研究所, 附属博物館学芸課, 指導学芸員 (70270775) ; 馬場 基 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 都城発掘調査部, 室長 (70332195) ; 加藤 悠希 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (80790815)
• 研究期間 (年度): 2017-05-31 – 2022-03-31
• キーワード: 日本目録学 / 宮内庁書陵部所蔵史料 / 東山御文庫本 / 京都御所関係資料 / 内匠寮本中井家文書 / 一条文庫 / Hi-CAT Plus / 陽明文庫

研究実績の概要

①デジタル画像の公開と蒐集　1史料編纂所閲覧室専用の画像閲覧システムHi-CAT Plus(ハイ‐キャットプラス)を所外公開が可能な閲覧システムへの改修を行い、書陵部所蔵の家分け本(伏見宮家本・九条家本・柳原家本等)約56万画像を2020年3月よりWeb公開した。２宮内庁書陵部所蔵『光栄卿記』等約3万件をMFスキャンした。
②京都御所関係資料の高度利用化　３「中井家文書」の研究会を2回開催した。
③日本目録学の総体の提示　４近世一条家文庫に関してその概要を明らかにした。５京都大学総合博物館所蔵の壬生家文書約千点について目録点検作業を行なった。６「高松宮家蔵書目録一覧」・東北大学附属図書館狩野文庫所蔵「近衞家蔵書目録」を公開した。
④古典学DBの作成と発信　７『新訂増補　弁官補任』第一（八木書店）・『禁裏・公家文庫研究』第7輯（思文閣出版）・『中間報告書』を刊行した。８『天皇皇族実録』(宮内省)の後朱雀・後冷泉・後三条の各天皇部分を、新たに善本を底本に校訂を行い入力した。９『日本古代人名辞典』増補改訂版の原稿の作成・校正・修正を行った。10「陽明文庫講座」1回、「岩瀬文庫講座」3回、金鵄会館講座「続・古典を読む‐歴史と文学」を11回行った。11昨年度に発行した記念図録を増補し『陽明文庫　近衞家伝来の至宝　設立80周年記念特別研究集会 記念図録』(吉川弘文館)として刊行し、引き続き『陽明文庫講座図録』1を刊行した。12「日本目録学」の国際発信として、『禁裏・公家文庫研究』第7輯にJason Webb氏による英語の目録学の論文を掲載し、同氏の協力を得て、『同』第７輯所収の全論文に英文のタイトルをつけた。更に田島公「文庫論」(『岩波講座　日本歴史』22　2016年)のロシア語訳をSmirnov Pavel氏に作成を依頼し、『中間報告書』に収載した。

現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

１従来の閲覧室限定のシステムを改良し、所外でも閲覧可能な画像閲覧システムとなったHi-CAT Plusにより、2020年3月から、書陵部所蔵家分け本約56万画像をWeb公開し、順調に運用すると共に、書陵部でもリンクが貼られ、閲覧の利便性が上がった。２本科研の支援を得て公益財団法人陽明文庫所蔵「一般文書目録」収載資料の画像データ約5千点の試験公開が陽明文庫のHP「陽明文庫デジタルアーカイブ」で実現した。３『禁裏・公家文庫研究』第7輯（思文閣出版）・『中間報告書』を刊行し、3年間の研究成果の一端を公表できた。４研究が殆ど無かった近世の一条家の文庫や当主の収書活動の研究を行った。５1965年当時の高松宮家所蔵禁裏本の蔵書を示す目録の一覧を発表し、有栖川宮本の旧蔵形態に関する基礎資料を提示できた。６陽明文庫所蔵近衛家伝来本に関して、2018年7月に特別研究集会で配布した記念図録を増補した『陽明文庫　近衞家伝来の至宝　設立80周年記念特別研究集会記念図録』（吉川弘文館2019年）と2020年2月の「陽明文庫講座」で配布した『陽明文庫講座　図録1』を刊行し、最新の研究成果を示せた。７近代の近衛家の蔵書形態を示す目録を狩野文庫から見出し、翻刻と分析を行った。８約38年ぶりに『弁官補任』第一（続群書類従完成会　1982年）を大幅に増補・改訂し、新たに廣橋本を底本とした『新訂増補　弁官補任』第一（八木書店　2020年）を刊行し、学界に新たな研究工具を提供できた。９『日本古代人名辞典』の大幅な増補改訂版の原稿作成作業を継続し、再校ゲラの校正をほぼ終了し、2021年度内の刊行が見通せるようになった。10市民向けに「陽明文庫講座」1回、「岩瀬文庫講座」3回、金鵄会館講座「続・古典を読む‐歴史と文学」11回などコンスタントに公開講座を行えた。
以上の点から概ね順調に進展していると言えるから。

今後の研究の推進方策

①デジタル画像の公開と蒐集　書陵部所蔵家分け本のデジタル画像に関してはHi-CAT Plusからの安定的な公開の維持に努め、画像の脱漏があれば補訂するなど書陵部と連携をとりたい。近世禁裏御所等の図面類が多く、建築史研究者からWeb公開に大きな期待が高まる「中井家文書」はモノクロ4×5フィルムからのデジタル化であることから、Web公開の為にIIIF（トリプルアイエフ）対応に変換すると画像量が約4倍となる。更に現在バックアップサーバが無いので、万一の事態に備えた新規サーバやストレージの導入も必要となる。その場合、累計公開目標約100万件を目指し行っている書陵部所蔵家分け本のデジタル化に関しては優先順も考えながら、最終的な目標数など若干の計画の見直しもありうる。なお山口県立山口図書館所蔵今井似閑本約3万コマや西尾市岩瀬文庫所蔵柳原家本約7万コマは2020年度中にWeb公開の予定。
②研究成果の国際発信・市民への発信　Hi-CAT PlusによりWeb公開が実現したことを踏まえ、当初の計画では残り2年間で研究成果の国際発信のため、国内外での国際研究集会の開催を予定していた。しかし新型コロナウイルス感染症の蔓延による研究者の移動の自粛・渡航制限やその後の第2波・第3波の可能性を考えると、国内外での「天皇家・公家文庫」に関する「国際研究集会」の開催や参加に関しては、現実的でなく慎重にならざるをえない。またこれまで行ってきた国内での大規模な公開講座(陽明文庫講座など)に関しても定員を減らすなど感染の拡大・再発を防ぐ措置をとりたい。その代わりに、外国人研究者や一般市民が使えるような史料翻刻やわかりやい解説を充実させ、画像とリンクさせて公開するなど、今後の広範な研究進展の為の基礎研究やデータの作成・公開を行うなど臨機応変に対応したい。

研究成果

• [雑誌論文] 「『弁官補任』の校訂・復原編修と廣橋家本『辨官補任』に関する覚書――飯倉晴武校訂・編『弁官補任』第一の増補改訂によせて――」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 田島公
  • 雑誌名: 田島公編『禁裏・公家文庫研究』（思文閣出版） 巻: 7 ページ: 43-57
• [雑誌論文] 「高松宮家蔵書目録一覧」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 吉岡眞之・田島公・小倉慈司
  • 雑誌名: 田島公編『禁裏・公家文庫研究』（思文閣出版） 巻: 7 ページ: 242-346
• [雑誌論文] 「京都御所東山御文庫所蔵『壬生地蔵絵詞』」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 石井悠加・藤原重雄
  • 雑誌名: 田島公編『禁裏・公家文庫研究』（思文閣出版） 巻: 7 ページ: 183-196
• [雑誌論文] 「東山御文庫本『樗嚢抄』解題・影印」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 小倉慈司
  • 雑誌名: 田島公編『禁裏・公家文庫研究』（思文閣出版） 巻: 7 ページ: 133-182
• [雑誌論文] East Asian Bibliographic Traditions and Japanese Premodern Archives Studies」 (2020)
  • 著者名/発表者名: Jason P. Webb
  • 雑誌名: 田島公編『禁裏・公家文庫研究』（思文閣出版） 巻: 7 ページ: 349-373
• [雑誌論文] 「『院中御湯殿上日記』（天正一六年正月～三月記）の紹介」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 遠藤珠紀
  • 雑誌名: 田島公編『禁裏・公家文庫研究』（思文閣出版） 巻: 7 ページ: 105-129
• [雑誌論文] 「失われた近世一条家文庫について―近世公家アーカイブズ研究序説―」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 林大樹
  • 雑誌名: 田島公編『禁裏・公家文庫研究』（思文閣出版） 巻: 7 ページ: 21-42
• [雑誌論文] 「九条家旧蔵『諸道勘文 神鏡』所引、行成作「寛弘三年七月三日陣定文」の紹介と成立背景」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 印南志帆
  • 雑誌名: 田島公編『禁裏・公家文庫研究』（思文閣出版） 巻: 7 ページ: 59-71
• [雑誌論文] 「宮内庁書陵部所蔵九条家本『定能卿記部類』四「宮侍始并親王准后宣下記」」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 山岡瞳
  • 雑誌名: 田島公編『禁裏・公家文庫研究』（思文閣出版） 巻: 7 ページ: 93-103
• [雑誌論文] 「宮内庁書陵部所蔵九条家本『定能卿記部類』三「行啓」・五「最勝講下」」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 藤原重雄
  • 雑誌名: 田島公編『禁裏・公家文庫研究』（思文閣出版） 巻: 7 ページ: 75-92
• [雑誌論文] 「東北大学附属図書館狩野文庫所蔵「近衞家蔵書目録」の紹介と翻刻」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 糸賀優理
  • 雑誌名: 田島公編『禁裏・公家文庫研究』（思文閣出版） 巻: 7 ページ: 197-240
• [雑誌論文] 「「古代参河関係史料再考―波豆（播豆・幡豆）・青見（碧海）・穂（宝飫）の各郡を中心にー」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 田島公
  • 雑誌名: 『新編西尾市史研究』 巻: 6 ページ: 3-24
• [雑誌論文] 「長谷寺縁起文」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 田島公
  • 雑誌名: 『陽明文庫講座図録』（東京大学史料編纂所） 巻: 1 ページ: 22-23
• [雑誌論文] 「仏師院恵関係文書」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 藤原重雄
  • 雑誌名: 『陽明文庫講座図録』（東京大学史料編纂所） 巻: 1 ページ: 20-21
• [雑誌論文] 「禁裏文書に由来する室町時代の延臣の書状」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 末柄豊
  • 雑誌名: 『陽明文庫講座図録』（東京大学史料編纂所） 巻: 1 ページ: 26-27
• [雑誌論文] 「材木注文（断簡）」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 藤井恵介
  • 雑誌名: 『陽明文庫講座図録』（東京大学史料編纂所） 巻: 1 ページ: 13-15
• [雑誌論文] 「『無外題[公事]』―『北山抄』羽林要抄―」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 山口英男
  • 雑誌名: 『陽明文庫講座図録』（東京大学史料編纂所） 巻: 1 ページ: 16-17
• [雑誌論文] 「延喜天暦御記抄」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 糸賀優理
  • 雑誌名: 『陽明文庫講座図録』（東京大学史料編纂所） 巻: 1 ページ: 32-33
• [雑誌論文] 「徳大寺家本『執政神齋類要』（『摂政関白神斎法』）」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 太田克也・藤原重雄
  • 雑誌名: 『東京大学史料編纂所研究紀要』 巻: 30 ページ: 126-141
• [雑誌論文] 「史料紹介 デジタル化された宮内庁書陵部所蔵「内匠寮本中井家文書」について」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 林大樹
  • 雑誌名: 『東京大学史料編纂所研究紀要』 巻: 30 ページ: 211-229
• [雑誌論文] 「『院中御湯殿上日記』（天正十六年五月・閏五月・六月記）の紹介」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 遠藤珠紀
  • 雑誌名: 『天皇家・公家文庫収蔵史料の高度利用化と日本目録学の進展―知の体系の構造伝来の解明（2019年度科学研究費補助金研究成果報告書）』（東京大学史料編纂所） 巻: 1 ページ: 1-17
• [雑誌論文] 「仁平四年（一一五四）十月二十八日の「久壽」改元の再考―「久壽」改元関係史料の紹介と検討―」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 田島公
  • 雑誌名: 『天皇家・公家文庫収蔵史料の高度利用化と日本目録学の進展―知の体系の構造伝来の解明（2019年度科学研究費補助金研究成果報告書）』（東京大学史料編纂所） 巻: 1 ページ: 54-93
• [雑誌論文] 「正倉院庫外流出文書にみえる阿波国板野郡出身の采女‐『日本古代人名辞典』増補・改訂余話‐」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 渡辺奈穂子
  • 雑誌名: 『天皇家・公家文庫収蔵史料の高度利用化と日本目録学の進展―知の体系の構造伝来の解明（2019年度科学研究費補助金研究成果報告書）』（東京大学史料編纂所） 巻: 1 ページ: 18-29
• [雑誌論文] 「高赤麻呂と高屋連赤麻呂、高束麻呂」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 榊桂子
  • 雑誌名: 『天皇家・公家文庫収蔵史料の高度利用化と日本目録学の進展―知の体系の構造伝来の解明（2019年度科学研究費補助金研究成果報告書）』（東京大学史料編纂所） 巻: 1 ページ: 30-43
• [雑誌論文] 「「河内国歴名木簡」の作成意図について」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 古田一史
  • 雑誌名: 『天皇家・公家文庫収蔵史料の高度利用化と日本目録学の進展―知の体系の構造伝来の解明（2019年度科学研究費補助金研究成果報告書）』（東京大学史料編纂所） 巻: 1 ページ: 44-49
• [雑誌論文] 「正倉院文書にみえる貢進文に関する一考察」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 杉田建斗
  • 雑誌名: 『天皇家・公家文庫収蔵史料の高度利用化と日本目録学の進展―知の体系の構造伝来の解明（2019年度科学研究費補助金研究成果報告書）』（東京大学史料編纂所） 巻: 1 ページ: 50-53
• [雑誌論文] 「久壽」改元をめぐる「改元勘文」・「改元定」記事に見える年号の出典と故実について―仁平四年（一一五四）十月二十八日の改元定関係史料を中心に―」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 安洪贇
  • 雑誌名: 『天皇家・公家文庫収蔵史料の高度利用化と日本目録学の進展―知の体系の構造伝来の解明（2019年度科学研究費補助金研究成果報告書）』（東京大学史料編纂所） 巻: 1 ページ: 94-134
• [雑誌論文] 「[ロシア語訳]田島公「文庫論―前近代の古典籍伝来・知識体系継承の歴史的特質と文庫の役割―」」 (2020)
  • 著者名/発表者名: Smirｎov Pavel
  • 雑誌名: 『天皇家・公家文庫収蔵史料の高度利用化と日本目録学の進展―知の体系の構造伝来の解明（2019年度科学研究費補助金研究成果報告書）』（東京大学史料編纂所） 巻: 1 ページ: 127-150
• [雑誌論文] 「建長二年十月宣陽門院領公事注進状の成立」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 河合佐知子・遠藤基郎
  • 雑誌名: 『鎌倉遺文研究』 巻: 45 ページ: 24-47
  • 査読あり
• [雑誌論文] 「萩原寺所蔵『理趣三昧表白』―後亀山天皇の生母に関する一史料―」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 末柄豊
  • 雑誌名: 『寺院文献資料学の新展開 5 中四国寺院Ⅰ』（臨川書店） 巻: 5 ページ: 37-54
• [雑誌論文] 「古代の馬の生産と地域社会」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 山口英男
  • 雑誌名: 『歴史評論』 巻: 839 ページ: 29-38
  • 査読あり
• [雑誌論文] 「法道寺蔵『雑阿含経』巻第三十六（五月十一日経）巻末別紙墨書について」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 藤原重雄
  • 雑誌名: 国際仏教学大学院大学日本古写経研究所編『日本古写経善本叢刊』 巻: 10 ページ: 91-92
• [雑誌論文] 「表紙解説 東京大学総合図書館所蔵『拾芥抄』下冊」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 藤原重雄
  • 雑誌名: 『東京大学史料編纂所附属画像史料解析センター通信』 巻: 86 ページ: 1
• [雑誌論文] 「書評と紹介 木下聡編『戦国史研究会史料集7 足利義視・足利義稙文書集』」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 末柄豊
  • 雑誌名: 『古文書研究』 巻: 88 ページ: 139-141
• [雑誌論文] 「古都の京都―江戸から明治へ」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 金田章裕
  • 雑誌名: 『地図中心』 巻: 564 ページ: 3-5
• [雑誌論文] 「砺波散村の歴史 古代から現代まで―歴史地理学から読み解く散村の変遷」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 金田章裕
  • 雑誌名: 『ＢＩＯＣＩＴＹ』 巻: 80 ページ: 30-39
• [雑誌論文] 「『奈良の寺々』の使い方」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 藤井恵介
  • 雑誌名: 太田博太郎『奈良の寺々―古建築の見かた―』（吉川弘文館） 巻: 1 ページ: 171-175
• [雑誌論文] 「木簡学から見た日本語―文字についてー」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 馬場基
  • 雑誌名: 『日本語学』 巻: 11月号 ページ: 16-29
  • 査読あり
• [雑誌論文] 「奈良・飛鳥宮跡」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 鶴見泰寿
  • 雑誌名: 『木簡研究』 巻: 41 ページ: 130-131
  • 査読あり
• [雑誌論文] 「奈良・飛鳥京跡苑池」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 鶴見泰寿
  • 雑誌名: 『木簡研究』 巻: 41 ページ: 131-132
  • 査読あり
• [雑誌論文] 「新刊紹介 小澤毅著『古代宮都と関連遺跡の研究』」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 鶴見泰寿
  • 雑誌名: 『都市史研究』 巻: 6 ページ: 143
  • 査読あり
• [雑誌論文] 「近世における内裏の復元考証」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 加藤悠希
  • 雑誌名: 海野聡編『文化遺産と〈復元学〉―遺跡・建築・庭園復元の理論と実践』 巻: 1 ページ: 83-100
• [雑誌論文] 「長篠の戦いにおける武田氏の「大敗」と「長篠おくれ」の精神史」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 金子拓
  • 雑誌名: 黒嶋敏編『戦国合戦〈大敗〉の歴史学』（山川出版社） 巻: 14 ページ: 23-43
• [雑誌論文] 「中世の元号」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 遠藤珠紀
  • 雑誌名: 『日本史の研究』 巻: 266 ページ: 1-13
• [雑誌論文] 「『兼見卿記』紙背文書（四）慶長二年記紙背」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 金子拓・遠藤珠紀
  • 雑誌名: 『ビブリア』 巻: 152 ページ: 64-81
• [雑誌論文] 「『兼見卿記』紙背文書（三）文禄五年春夏・同秋冬記紙背」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 金子拓・遠藤珠紀
  • 雑誌名: 『ビブリア』 巻: 151 ページ: 67‐91
• [雑誌論文] 「[書評] 樋口健太郎著 『中世王権の形成と摂関家』」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 遠藤基郎
  • 雑誌名: 『史学雑誌』 巻: 128(10） ページ: 67-74
• [学会発表] 「復元・考証の近世と近代」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 加藤悠希
  • 学会等名: 『文化遺産と〈復元学〉』刊行記念シンポジウム
• [学会発表] 「復元学の提唱」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 海野聡
  • 学会等名: 『文化遺産と〈復元学〉』刊行記念シンポジウム
• [学会発表] 「年号決定の手続き－壽改元（1154）を例に－」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 田島公
  • 学会等名: 文京アカデミア講座【東京大学史料編纂所協力講座】「年号と改元の日本史」第2回
• [学会発表] 「大嘗祭と「御菅蓋」（深江の菅笠）」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 田島公
  • 学会等名: 深江郷土資料館講演会
• [学会発表] 「大嘗祭と『参河国播豆郡』」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 田島公
  • 学会等名: 西尾市岩瀬文庫連続講座「史料から歴史の謎を読み解く2019」第3回
• [学会発表] 「室町時代の改元にみる朝廷と幕府」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 末柄豊
  • 学会等名: 文京アカデミア講座【東京大学史料編纂所協力講座】「年号と改元の日本史」第4回
• [学会発表] 「文字史料から見た古代の塩」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 馬場基
  • 学会等名: シンポジウム「日本列島における製塩技術史の解明 Ⅰ―時代と空間の拡張から見えるもの―」
  • 招待講演
• [学会発表] 「佐藤進一氏と「王朝国家論」」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 遠藤珠紀
  • 学会等名: 中世史研究会大会シンポジウム
  • 招待講演
• [学会発表] 「寺町の形成とその背景」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 岸泰子
  • 学会等名: 平安京・京都研究集会
  • 招待講演
• [学会発表] 「蘇我氏からみた大化改新」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 鶴見泰寿
  • 学会等名: 飛鳥学講演会
  • 招待講演
• [学会発表] 「礼堂誕生‐平安初期の仏堂の変革と仏教の変質‐」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 藤井恵介
  • 学会等名: 公開講座【続・古典を読む‐歴史と文学】「いま明かされる古代42＆中世」第4回
  • 招待講演
• [学会発表] 「天皇と改元‐古代から現代まで‐」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 小倉慈司
  • 学会等名: 西尾市岩瀬文庫連続講座「史料から歴史の謎を読み解く2019」第2回
• [学会発表] 「改元定と「延喜・天暦の治(聖代)」‐継承される延喜・天暦の「聖代」観と古典文化‐」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 田島公
  • 学会等名: 公開講座【続・古典を読む‐歴史と文学】「いま明かされる古代42＆中世」第１回
• [学会発表] 「祈年祭(としごいのまつり)と白猪‐亥年に因んで‐」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 田島公
  • 学会等名: 西尾市岩瀬文庫連続講座「史料から歴史の謎を読み解く2019」第１回
• [学会発表] 「『日本書紀』の史料学」 (2019)
  • 著者名/発表者名: 吉川真司
  • 学会等名: 清華大学学術講演会
  • 招待講演
• [図書] 天皇家・公家文庫収蔵史料の高度利用化と日本目録学の進展―知の体系の構造伝来の解明 2017(平成29)～2019(令和元)年度科学研究費補助金［基盤研究（S）課題番号17H06117]研究成果報告書（中間報告） (2020)
  • 著者名/発表者名: 田島公
  • 総ページ数: 284
  • 出版者: 東京大学史料編纂所
• [図書] 禁裏・公家文庫研究 第7輯 (2020)
  • 著者名/発表者名: 田島公
  • 総ページ数: 388
  • 出版者: 思文閣出版
• [図書] 陽明文庫講座 図録1 (2020)
  • 著者名/発表者名: 田島公企画・監修
  • 総ページ数: 33
  • 出版者: 東京大学史料編纂所
• [図書] 新訂増補 弁官補任第１ (2020)
  • 著者名/発表者名: 飯倉晴武・田島公校訂・編
  • 総ページ数: 306
  • 出版者: 八木書店
• [図書] シリーズ古代史をひらく2「古代の都」なぜ都は動いたのか (2020)
  • 著者名/発表者名: 吉村武彦・吉川真司・川尻秋生編
  • 総ページ数: 324
  • 出版者: 岩波書店
• [図書] 兼見卿記 ７ (2020)
  • 著者名/発表者名: 橋本政宣・金子拓・岸本眞実・遠藤珠紀
  • 総ページ数: 112
  • 出版者: 八木書店
• [図書] 実像に迫る 長篠の戦い 信長が打ち砕いた勝頼の〝覇権〟 (2020)
  • 著者名/発表者名: 金子拓
  • 総ページ数: 112
  • 出版者: 戎光祥出版
• [図書] 飛鳥宮跡出土木簡 (2019)
  • 著者名/発表者名: 奈良県立橿原考古学研究所
  • 総ページ数: 106
  • 出版者: 吉川弘文館
  • ISBN: 9784642093538
• [図書] 勘仲記 第6 (2019)
  • 著者名/発表者名: 高橋秀樹・櫻井彦・遠藤珠紀
  • 総ページ数: 293
  • 出版者: 八木書店
  • ISBN: 9784840651493
• [図書] 信長家臣明智光秀 (2019)
  • 著者名/発表者名: 金子 拓
  • 総ページ数: 234
  • 出版者: 平凡社
  • ISBN: 9784582859232
• [図書] 文化遺産と〈復元学〉 (2019)
  • 著者名/発表者名: 海野 聡
  • 総ページ数: 344
  • 出版者: 吉川弘文館
  • ISBN: 9784642016629
• [図書] 陽明文庫 近衞家伝来の至宝 (2019)
  • 著者名/発表者名: 田島 公
  • 総ページ数: 40
  • 出版者: 吉川弘文館
  • ISBN: 9784642083584
• [備考] 禁裏・公家文庫研究の窓
  • URL: https://www.hi.u-tokyo.ac.jp/kodai/kinri-kuge-index.html
• [備考] Hi-CAT Plus
  • URL: https://wwwap.hi.u-tokyo.ac.jp/ships/shipscontroller