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2021 年度 研究成果報告書

植物と病原体の攻防における分子機構

研究課題

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研究課題/領域番号 17H06172
研究種目

基盤研究(S)

配分区分補助金
研究分野 応用分子細胞生物学
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

白須 賢  国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, グループディレクター (20425630)

研究期間 (年度) 2017-05-31 – 2022-03-31
キーワード植物病原体相互作用 / 免疫受容体 / 過酸化水素 / キノン / シグナル伝達 / ゲノム / プロテオーム / エフェクター
研究成果の概要

本研究課題は植物の免疫システムとそれを抑制する病原体の攻撃システムの分子機構を解明することである。変異体スクリーニングと生化学的・遺伝学的解析により、キノンおよび過酸化水素のセンサーとして新規の受容体様キナーゼを同定し、植物免疫における重要因子であることを明らかにした。また、免疫制御因子の同定、およびゲノム解析等による病原体エフェクターの同定に成功し、植物と病原体の攻防の分子実態が明らかになった。

自由記述の分野

農学

研究成果の学術的意義や社会的意義

90億とも予測される世界人口の需要に対応するためには、食糧生産量を大幅に増加させる必要があり、これまでの病原体の管理によって、食糧生産の安定供給を達成してきているものの、病原体による被害は依然として世界の収穫量の10~16パーセントに達するといわれている。病原体に対する植物が本来もつ免疫システムを理解して利用すること、そして病原体が如何に進化してそれを破っていくかを解明することで、新しい防除システムの基礎を確立し、食糧安全保障に貢献する。

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公開日: 2023-01-30  

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