• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

キラルケイ素テクノロジーの開拓

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17H06235
研究種目

挑戦的研究(開拓)

配分区分補助金
研究分野 有機化学およびその関連分野
研究機関九州大学

研究代表者

井川 和宣  九州大学, 先導物質化学研究所, 助教 (80401529)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
キーワード有機合成化学 / キラルケイ素分子 / 不斉合成 / 有機ケイ素化学 / 生物活性
研究成果の概要

本研究では,新しい医薬品や機能性材料,またそれらの原料として潜在的に有用なキラルケイ素分子の実用的な不斉合成法の開発と応用研究を行なった.その成果として,生物活性分子のキラル構造として有用なキラルシクロペンタンやキラルオキサンのキラルケイ素類縁体の光学活性体を高効率的に合成することに成功するとともに,ナトリウムチャネルに強く結合する生物活性キラルケイ素分子を開発することに成功した.これらの研究成果は「キラルケイ素テクノロジー」の有用性を強く支持するものである.

自由記述の分野

有機合成化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では,多様かつ高度に官能基化されたキラルケイ素分子が合成可能であり,それらに生物活性などの有用な機能が発現することを明らかにした.これらの成果は,医薬品開発や機能性分子開発において限定されてきた「構成元素」を拡張することで,合成可能な分子群が飛躍的に展開されることを示し,今後,有機合成化学を基盤とする多くの研究領域に大きな波及効果をもたらすことが期待される.

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi