唾液が含む1,429種のタンパク質のサブクラス化の情報を利用した、各種疾患に対する唾液診断法の開発が、今後進められると期待できる。同定したタンパク質の中には、SLC44A4、PMSA、CEACAM8/CD66b、Serum amyloid A-1 protein (SAA1)といった、広く知られている診断マーカーが含まれており、これらのマーカータンパク質は、細胞外小胞の積荷として体液中の存在している可能性が極めて高く、細胞外小胞にウィンドウを絞ったサンドイッチELISAの開発などにおいても、本研究の結果が利用されていくものと期待できる。
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