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2019 年度 研究成果報告書

目を起点とした分子ー細胞ー個体リズムの統合解析による環境と生体の調和技術の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17H06262
研究種目

挑戦的研究(開拓)

配分区分補助金
研究分野 薬学およびその関連分野
研究機関九州大学

研究代表者

大戸 茂弘  九州大学, 薬学研究院, 教授 (00223884)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
キーワード生体リズム / 体内時計 / 時計遺伝子 / 環境応答 / システムバイオロジー
研究成果の概要

体内時計は、脳の視交叉上核(suprachiasmatic nucleus;SCN)に存在し、光により24時間周期のリズムが制御されている。近年の24時間化した社会生活により、体内時計が障害され、生体の恒常性維持に支障をきたしている。Drug Aの点眼で、Drug A 受容体を介し、SCNや肝臓の時計遺伝子リズムと行動リズムを制御することに成功した。また、体内時計の同調因子である光に対して、Drug A 受容体は重要な働きを示した。Drug A 受容体を作用点とするDrug A は、中枢のみならず末梢の時計遺伝子発現に影響を及ぼすことから、光の代替として体内時計を操作する手法の開発につながる。

自由記述の分野

薬学およびその関連分野

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、Drug A はDrug A 受容体を介し、時計中枢の時計遺伝子と行動のリズムを制御できた。また、体内時計の同調因子として最も強力とされる光に対して、Drug A 受容体は重要な働きを示した。Drug A 受容体を作用点とするDrug A は、中枢のみならず末梢の時計遺伝子発現に影響を及ぼすことから、Drug A 点眼により生体リズムの位相を操作できる。Drug A 点眼治療を行っている患者は、多く存在しており、Drug A 点眼により体内時計が変化していることが想定される。Drug A 点眼は、社会の多様化により乱れた体内時計を調整し、健康増進に貢献できる可能性がある。

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公開日: 2021-02-19  

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