環境省「子供の健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」3歳時追加調査での、第2・第4指長の比(2D/4D)、性役割行動調査(J-PSAI)において男児と女児の間に有意差を確認し、母体化学物質暴露による層別解析では、2D/4Dと化学物質母体暴露に関して暴露濃度が変化しても2D/4Dに差は認められない事を確認した。 さらに、環境化学物質による性分化への影響を修飾する可能性のあるESR1遺伝子における既報SNPの解析にて、母体MEHP暴露が高く、rs2234693(TC/CC)、rs9340799(AA)、rs2077647(AG/GG)を持つ男児において左手指2D/4Dが女性化を示す結果を得た。
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