汚染したインプラン体表面にレジンをコーティングして、その上に骨を誘導する新たな治療法を開発する目的で本研究を行った。 ビーグル犬の上下左右P1-3を抜歯し裂開状骨欠損を形成、2か月後にαTCP複合化4-META/MMA-TBBレジンを骨欠損部に接着し、表面をBMP-2含浸コラーゲンで被覆した。4週後、マイクロCTで歯槽骨とαTCP複合化レジンおよび誘導した骨の一体化がみられた。次に、ビーグル犬に同様の裂開状骨欠損を形成しインプラントを埋入、露出したインプラント体表面にαTCP複合化レジンを塗布、BMP-2含浸コラーゲンで被覆した。4週後、マイクロCTでインプラント体の骨への埋入が観察された。
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