研究課題
研究活動スタート支援
雑種ブタに高脂肪投与に加えて、膵臓摘出を行い、脂肪肝を作成することを試みた。また、移植臓器としての脂肪肝に適する保存法として機械灌流保存を試み従来の単純冷却保存と比較した。評価系として、体温条件での血液灌流によって、移植を模擬し、各種酵素、ならびに病理評価などを行った。また、脂肪肝の虚血障害状態を流動力学、形態学などの面から評価した。結果、機械灌流保存の有用性が示唆された。
外科学一般
積極的な機械肝臓灌流により、臨床応用の可能性のある脂肪肝の機能評価法を確立し、さらには臓器灌流保存法を発展させた臓器灌流機能保存、回復システムへの展開を図ることで、従来は移植を断念せざるえを得なかった脂肪肝を移植可能とすることが判明した。