研究課題
研究活動スタート支援
テープストリッピングにより特定のサイトカイン、ケモカインの発現がケラチノサイトに誘導されることが明らかとなった。また、テープストリッピング直後にIL-1受容体を皮内注することで、それらのサイトカイン、ケモカインの発現が低下したことから、サイトカイン、ケモカイン誘導においてDAMPs(damage-associated molecular patterns)としてのIL-1αの重要性が示された。
皮膚科
メカニカルストレスにより皮膚の細胞が活性化し乾癬や扁平苔癬など,様々な皮膚疾患の誘導に関わることは古くからよく知られ,臨床的にケブネル現象と呼ばれている 。しかしながら,この皮膚炎誘導に関する詳細なメカニズムは明らかとなっておらず,メカニカルストレスに対する反応性を標的とする治療も確立されていない。本研究ではメカニカルストレスにおける炎症性メディエーターの放出機序を明らかにすることで,新たな治療戦略につながる可能性がある。