【目的】本研究は以下2点を検討した。研究1)慢性うつ病患者の早期不適応的スキーマとスキーマモードそして愛着の特徴の検討、研究2)慢性うつ病患者に対するスキーマ療法の有効性の検討。 【成果】研究1)慢性うつ病は大半の早期不適応的スキーマとスキーマモードの影響を受けていることに加え、両親に対して回避的態度を取り易いことが明らかとなった。研究2)スキーマ療法は慢性うつ病に対して非常に有効であることが認められた。なお、研究協力者の確保に困難が生じたため、当初予定していたRCT試験を、シングルアーム試験に変更し実施した。
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