研究課題/領域番号 |
17H06591
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研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
佐藤 香織 国士舘大学, 経営学部, 講師 (90806431)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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キーワード | メンタルヘルス / 人事データ / 労働時間 / 働き方 |
研究実績の概要 |
本研究は、労働者のメンタルヘルスと働き方の関係について、労働者の日次勤怠データを用いて準実験アプローチによる実証分析を行うことを目的とする。 労働者のメンタルヘルスと労働時間については、疫学・産業医学・社会科学において研究の蓄積が進みつつあるが、労働時間の内生性の問題があり、因果関係に踏み込む研究は少ない。また、勤務間インターバルなどの休息の取り方や深夜勤務・土日出勤などの労働時間以外の働き方とメンタルヘルスの関連について、包括的に検討した研究は少ない。 本研究では、日本の製造業企業から提供された人事データに含まれる、労働者の日次勤怠データを用いて、働き方に関する4つの指標(残業時間、深夜勤務時間、勤務間インターバル11時間未満の回数、土日出勤回数)とメンタルヘルスとの関連を、固定効果モデルと操作変数法を用いて検証する。当初は別の分析モデルを用いる予定であったが、分析対象の製造業企業から提供された人事データに一部欠損があり、分析方法を再検討した結果、上記の分析を実施することとなった。 当該企業の人事部に聞き取り調査を行いながらデータや人事制度に関する疑問点を解決し、整理・クリーニングを行った。以上の作業をもって人事データをパネルデータとして分析可能な状態へ整備した。整備が完了したパネルデータから分析に必要な働き方についての指標を作成し、固定効果モデルによる推定と操作変数を用いた推定を行った。 また、データ提供元企業に対する中間報告用の分析と資料作成を行い、提供元企業に分析結果の中間報告を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当該年度に企業から提供された人事データを分析する予定であったが、当初の予測に反して提供を受けた人事データの一部が欠損していたことが判明したため、分析方法を変更する必要が生じた。分析方法の再検討を行った上で、データ分析をやり直す必要が生じた。
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今後の研究の推進方策 |
早急に分析を完了させ、論文執筆を行う。論文は英文校閲を行った上で査読雑誌に投稿する。
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