ロボティックマットレスによる自動体位変は、ポジショニングエアセルがゆっくりと膨張・収縮し、急激な姿勢の変化をもたらすことなく体位変換を可能とすることで患者の安楽に寄与していた。一方で、体位変換時のみでなく同一体位を保持している間の安楽を保つためには、腰部・肩・四肢などの関節部位とエアセルの位置・膨張の程度が個人にフィットする必要があり、身体面を大きく支えるエアセルのみでなく小さなエアセルによる身体の支持が必要であった。圧力および接触面積から個人に適したエアセル自動制御が可能となることが課題である。
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