本研究は、モンゴル国妊婦の受動喫煙が、季節や妊娠週数によってどのように変化するのかを明らかにする研究であり、本研究を実施することで、妊婦がいつ受動喫煙のリスクが高くなるのかを明らかにすることができる。受動喫煙のリスクが高くなる時期が明らかになることで、医療者は妊婦やその家族に対し、受動喫煙のリスクを減らすための具体的な指導をすることができ、また、地域住民に対しても、妊婦を取り巻く環境への配慮を促すことができるようになる。また、本研究で得られる結果を保健局や保健省等の行政機関に提出することで、受動喫煙対策を考える上での基礎データとなると期待できる。
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