炎症性筋疾患の治療開発は自己反応性T細胞が主な標的とされてきたが、本代表者の先行研究において病変筋組織中のマクロファージの重要性が示唆されたため、本研究においてはマクロファージを標的とした新たな治療法開発を目的とした。患者筋検体を用いた検討ではマクロファージの単離法につき条件を確立した。しかし、得られる細胞数は限られていたことから、当初予定していた手法でなくsingle cell RNA-seqなど別の手法を用いて引き続き解析を進める方針とした。疾患モデルを用いた検討では、表面抗原を標識としてマクロファージを除去する遺伝子改変マウスを用い、今後も検証を継続することとした。
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