研究課題/領域番号 |
17H06661
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
上杉 俊輔 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (60802303)
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研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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キーワード | 歯学 / 循環器・高血圧 / 臨床 |
研究実績の概要 |
【1.小児高血圧症患者の顎顔面骨の成長および歯槽骨の骨微細構造の評価(臨床調査)】 1.歯科用X線画像を用いた顎顔面骨形態および骨年齢の評価 書面で同意を得た、小児高血圧症患者の全身成長を記録するとともに、矯正歯科的検査である頭部X線規格写真を撮影し、顎顔面骨の形態計測を行った。なお、顎顔面骨の成長量を計測するため、年に一回セファログラムの撮影を実施した。さらに、全身性成長の指標として、身長および体重のデータのみならず、小児の矯正歯科的検査である手根骨X線撮影を行い、手根骨末端の様相から、骨年齢(骨成熟度)を評価した。現在サンプル数を増やし、データ解析を進めている状況。 2.歯科用CT(コンビームCT)画像を用いた上下歯槽骨の3次元骨微細構造の解析 矯正歯科治療のために術前検査で撮影された、上下歯槽骨の歯科用CT撮影データを元に、3次元CT解析ソフトウェア(3D-Bon,ラトック社)を用いて、CT閾値を設定し、上顎と下顎の左右側第一大臼歯の周囲の①骨密度BV/TV(Bone Volume Fraction)(%)、②骨量幅Tb.Th(Trabecular Thickness)(μm)、③骨梁数Tb.N(Trabecular Number)(1/mm)を計測するため、現在サンプル数を増やしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の実験計画であった【1.小児高血圧症患者の顎顔面骨の成長および歯槽骨の骨微細構造の評価(臨床調査)】 1.歯科用X線画像を用いた顎顔面骨形態および骨年齢の評価 書面で同意を得た、小児高血圧症患者の全身成長を記録するとともに、矯正歯科的検査である頭部X線規格写真を撮影し、顎顔面骨の形態計測を行う。なお、顎顔面骨の成長量を計測するため、年に一回セファログラムの撮影を実施する。さらに、全身性成長の指標として、身長および体重のデータのみならず、小児の矯正歯科的検査である手根骨X線撮影を行い、手根骨末端の様相から、骨年齢(骨成熟度)を評価する。 2.歯科用CT(コンビームCT)画像を用いた上下歯槽骨の3次元骨微細構造の解析 矯正歯科治療のために術前検査で撮影された、上下歯槽骨の歯科用CT撮影データを元に、3次元CT解析ソフトウェア(3D-Bon,ラトック社)を用いて、CT閾値を設定し、上顎と下顎の左右側第一大臼歯の周囲の①骨密度BV/TV(Bone Volume Fraction)(%)、②骨量幅Tb.Th(Trabecular Thickness)(μm)、③骨梁数Tb.N(Trabecular Number)(1/mm)を計測する。 という内容に順次、順調にサンプルの収集は進んでいるため。一方で蓄積したデータの解析がやや遅れているため、概ね順調に進展しているとした。
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今後の研究の推進方策 |
当初の実験計画であった【1.小児高血圧症患者の顎顔面骨の成長および歯槽骨の骨微細構造の評価(臨床調査)】 1.歯科用X線画像を用いた顎顔面骨形態および骨年齢の評価 書面で同意を得た、小児高血圧症患者の全身成長を記録するとともに、矯正歯科的検査である頭部X線規格写真を撮影し、顎顔面骨の形態計測を行う。なお、顎顔面骨の成長量を計測するため、年に一回セファログラムの撮影を実施する。さらに、全身性成長の指標として、身長および体重のデータのみならず、小児の矯正歯科的検査である手根骨X線撮影を行い、手根骨末端の様相から、骨年齢(骨成熟度)を評価する。 2.歯科用CT(コンビームCT)画像を用いた上下歯槽骨の3次元骨微細構造の解析 矯正歯科治療のために術前検査で撮影された、上下歯槽骨の歯科用CT撮影データを元に、3次元CT解析ソフトウェア(3D-Bon,ラトック社)を用いて、CT閾値を設定し、上顎と下顎の左右側第一大臼歯の周囲の①骨密度BV/TV(Bone Volume Fraction)(%)、②骨量幅Tb.Th(Trabecular Thickness)(μm)、③骨梁数Tb.N(Trabecular Number)(1/mm)を計測する。 に準じて、進めていく。特に2の内容であるCTの解析に力を入れて進めていく。
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