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2018 年度 研究成果報告書

中英語聖人伝写本の編纂にみる中世後期英国のナショナル・アイデンティティの形成

研究課題

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研究課題/領域番号 17H06708
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 英米・英語圏文学
研究機関金沢大学

研究代表者

菅野 磨美  金沢大学, 外国語教育系, 助教 (20805329)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワード中世英文学 / 中英語聖人伝 / 聖人崇敬 / 写本研究 / ナショナル・アイデンティティ
研究成果の概要

本研究課題では、1年半にわたって、中英語で書かれた聖人伝写本の編纂から、中世後期イングランドにおける中世後期イングランドのナショナル・アイデンティティの形成について考察した。イギリスの聖人・聖女伝を収めた中英語・ラテン語聖人伝の全体像を把握し、研究対象となる写本の選定を行い、ケーススタディとして、北部イングランドの聖女伝に焦点を当てた。その後、未刊行テクストの転写を行い、テクストの精読によって、中世後期イングランドにおけるナショナル・アイデンティティの形成の一例を示した。

自由記述の分野

中世英文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は、あらゆる時代の文学がさまざまな方法で描いてきた「イングランド」という国家と国民意識の形成を、中世の聖人伝テクストからその一例を示したことである。また、その過程で、これまでに校訂本や校訂テクストとして出版されてこなかった未刊行テクストを焦点を当て、海外所蔵の中世写本を精査し、資料を用いることで、これまで見逃されてきたテクストの存在を示すことができた。

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公開日: 2020-03-30  

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