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2018 年度 研究成果報告書

原発性アルドステロン症の罹病率と遺伝子学的背景及びステロイドプロファイルの検討

研究課題

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研究課題/領域番号 17H06711
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 疫学・予防医学
研究機関金沢大学

研究代表者

唐島 成宙  金沢大学, 附属病院, 医員 (30801584)

研究協力者 米田 隆  
武田 仁勇  
米谷 充弘  
大坂 一生  
研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワードアルドステロン / レニン / エストロゲン / 質量分析
研究成果の概要

①2013-2017年度までの健診事業においては、原発性アルドステロン症(PA)のスクリーニング陽性の受診者が68名存在し、21名が二次健診を受診し5名がPAと診断された。②性別と年齢によりARRの分布が異なり、閉経後の女性においてARRが高値になることを示した。今後、卵巣機能、血清エストロゲンとPAの発症やARRへの影響に注目し解析を行う方針である。③質量分析計を用いて、網羅的ステロイドホルモンの高感度測定法を確立とした。誘導体化試薬のジラール試薬でステロイドのカルボニル基を誘導体化し検出感度を増加させ、10pg/mL以下の低濃度測定も可能となった。

自由記述の分野

内分泌学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々は、一般住民に少なくとも2.6%のPA患者が存在することを報告した。PAの発症には、KCNJ5遺伝子などの遺伝子異常が報告されているが、その要因として環境因子の影響が疑われている。本研究で閉経以後の50歳以降の女性においてARRが高値になることを示した。これは、PA発症に女性ホルモン分泌低下が関与している可能性を示唆する。今回、質量分析計による女性ホルモンを含めた網羅的ステロイドホルモンの高感度測定法が確立した。網羅的ステロイド測定を経年的に行うことにより、エストロゲンとアルドステロン分泌の関係を明らかにし、ステロイドをターゲットにしたPAの発症予防や創薬へ応用することが目標である。

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公開日: 2020-03-30  

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