研究実績の概要 |
銀河系内の大質量星形成と分子雲衝突の関係を目指す本研究の一環として、国立天文台野辺山45m電波望遠鏡により取得されたCO (J=1-0) 輝線データ (FUGIN) 内に含まれている星形成領域 (Spitzer bubble) N4 と大質量星領域 W51に関する2本の観測的論文を主著で執筆した (Fujita et al. 2019a, ApJ; Fujita et al. 2019b, PASJ accepted)。また、それらの成果を研究会「Cloud-cloud collision work shop」 (2018年5月 名古屋大学) や日本天文学会2018年秋季年会 (兵庫県立大学) 、そして国際研究会 「Interstellar filament paradigm: On their formation, evolution, and role in star formation」 (2018年11月 名古屋大学) で発表した。この他、共著者として複数の論文を投稿・出版した。 また、本研究課題の目的を統一的かつ定量的に推進するツールの一部を自ら中心となり開発し、「Cloud-cloud collision の同定アルゴリズム (1)」というタイトルの講演を日本天文学会2019年春季年会 (法政大学) にて行った。さらに、本課題の研究視野を広げるために、銀河系内だけでなく系外銀河の分子雲衝突を調査する観測をAtacama Large Millimeter/submillimeter Array (ALMA) に提出し、Cycle 6にて採択された。
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