OCTAについては、研究代表者が提唱してきた加算平均OCTAと同等の画質を維持しながら、問題点であった高速化をいかに達成するのかが課題としてあがったが、Canon社の協力のもと、加算平均OCTAを教師画像として単回撮影のOCTAとペアを組ませることでdeep learningを行い、単回撮影のみでも高画質な画像が得られることに成功した。AO-OCTを用いて従来観察できなかったガングリオン細胞のOCT B-scanでの可視化に世界で初めて成功し、またそれが定量可能であることが分かった。12名の正常眼では有意に年齢とともに細胞の数が減少し、また緑内障眼の検討においても明らかに密度の減少を認めた。
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