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2018 年度 実績報告書

血液中エクソソームに着目した去勢抵抗性前立腺癌特異的タンパクの網羅的探索

研究課題

研究課題/領域番号 17H06846
研究機関大阪大学

研究代表者

中野 剛佑  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (00804410)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワード去勢抵抗性前立腺癌 / エクソソーム
研究実績の概要

大阪大学医学部附属病院で診断、治療を行った進行性前立腺癌患者(未治療stage D2 8例、アンドロゲン除去療法(ADT)奏効中8例、CRPC 20例)の血清からスクロースクッション超遠心法によりエクソソームを回収し、回収したエクソソームの内包タンパクをTandem Mass Tag(TMT)標識LC-MS/MS法により網羅的に解析した。進行性前立腺癌患者36例の血清由来エクソソームのTMT標識LC-MS/MS分析により、延べ823タンパクを同定した。この823タンパクのgene ontology解析を行ったところ, Molecular Functionにおいてはcell-cell adhesion, Biological processにおいてはcomplement activation等が濃縮されていた。同定されたタンパクについて、D2未治療群、ADT奏効群、CRPC群の3群間における比較を行った。ADT奏効群とCRPC群で比較し、CRPC群で有意に高発現する(Fold-change>1.5, p<0.05) エクソソーム内包タンパクは認めなかった。D2未治療群とCRPC群の比較においてはCRPC群で有意に高発現するタンパクを6個同定し、その内訳は分泌タンパク2個、膜タンパク1個、転写因子2個であった。同定されたタンパクについて、D2未治療群、ADT奏効群、CRPC群の3群間における比較を行った。ADT奏効群とCRPC群で比較し、CRPC群で有意に高発現する(Fold-change>1.5, p<0.05) エクソソーム内包タンパクは認めなかった。D2未治療群とCRPC群の比較においてはCRPC群で有意に高発現するタンパクを6個同定し、その内訳は分泌タンパク2個、膜タンパク1個、転写因子2個であった。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 去勢抵抗性前立腺癌患者の血清エクソソームの網羅的タンパク解析による新規治療標的の探索と同定2019

    • 著者名/発表者名
      石津谷祐
    • 学会等名
      日本泌尿器科学会総会2019

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公開日: 2019-12-27  

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