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2018 年度 実績報告書

睡眠衛生指導による睡眠時ブラキシズムへの効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17H06909
研究機関徳島大学

研究代表者

鈴木 善貴  徳島大学, 病院, 講師 (40581393)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワード睡眠時ブラキシズム / 睡眠衛生指導 / 睡眠測定 / いびき
研究実績の概要

現在、歯ぎしりや食いしばりを代表とした睡眠時ブラキシズムの治療はナイトガードの適応が第一選択となっているが、対症療法であり、根本治療ではない。生活習慣により直接的あるいは間接的に睡眠時ブラキシズムが惹起されていることが報告されている。そのため、その睡眠衛生指導を行い、生活習慣を改善することによって、睡眠の質が向上し、睡眠時ブラキシズムも減少するのではと考え、睡眠時ブラキシズムの根本治療を目指すため、本研究を遂行するに至った。
平成29年度に睡眠時ブラキシズム患者に対し、睡眠衛生指導を行い、その有効性を確認した。これを基に徳島大学臨床研究倫理審査委員会に当該研究の申請を行い、研究許可を得た。同時に簡易型睡眠測定器(Sleep profiler 2)を用いた測定システムの構築を行った。
その後、携帯型の歯ぎしり・いびきモニタと睡眠スクリーニング測定装置を用いて、睡眠時ブラキシズム患者3名(男性1名、女性2名、平均年齢25.3歳)に対し、自宅にて睡眠測定を行った。研究初日に睡眠時ブラキシズムに関する生活悪習慣(アルコール・カフェイン・ニコチンの摂取、昼寝、就寝前の行動など)のアンケートと睡眠時ブラキシズムのベースライン測定を行った。その後、睡眠衛生指導を行い、1週間生活悪習慣の除去に徹してもらい(毎日確認リストのチェックを行ってもらった)、最終日にその効果の判定のため、再度睡眠時ブラキシズム判定を行った。その結果、全員がブラキシズム患者(>2.0/h)であり、睡眠衛生指導の結果、1名は6.8/hが0/hに激減、1名は3.7/hから4.4/hに微増、残りの1名は3.4/hから14.1/hに激増した。睡眠衛生指導が奏効するまでには時間がかかることもあり、今後は長期的な効果やResponderとNon-responderについて検証していき、国民の健康増進に寄与していく予定である。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (7件)

  • [学会発表] 不良姿勢,噛みしめ癖と肩こりの関連性の検討2019

    • 著者名/発表者名
      冨田洋介、鈴木善貴、田中佑人、長谷川陽子、佐藤美穂、大竹正紀、齋藤大嗣、設楽仁子、互野亮、山田蘭子、大倉一夫、松香芳三
    • 学会等名
      日本顎口腔機能学会第60回学術大会
  • [学会発表] 徳島大学歯学部学生における咬耗に関連した行動因子による咬合接触の変化2019

    • 著者名/発表者名
      吉原靖智、鈴木善貴、西川啓介、宮城麻友、大倉一夫、安陪晋、細木真紀、大島正充、河野文昭、松香芳三
    • 学会等名
      公益社団法人日本補綴歯科学会第127回学術大会
  • [学会発表] 昼夜のブラキシズムをコントロールする2019

    • 著者名/発表者名
      鈴木善貴、川上滋央、田中佑人、葭澤秀一郎
    • 学会等名
      公益社団法人日本補綴歯科学会第127回学術大会
  • [学会発表] レジン片の3次元測定方法による寸法精度の比較2019

    • 著者名/発表者名
      松田はるか、鈴木善貴、鴨居浩平、大川敏永、吉原靖智、安田想、大倉一夫、大島正充、安陪晋、富永賢、河野文昭、松香芳三
    • 学会等名
      四国歯学会第53回例会
  • [学会発表] 咬合異常を訴える閉塞性睡眠時無呼吸症患者の歯冠補綴症例2019

    • 著者名/発表者名
      鈴木善貴
    • 学会等名
      平成30年度公益社団法人日本補綴歯科学会中国・四国支部学術大会
  • [学会発表] 律動性咀嚼筋活動発現前後の酸素および二酸化炭素の変動2019

    • 著者名/発表者名
      鈴木善貴、加藤隆史、大倉一夫、安陪晋、ジル・ラヴィーン
    • 学会等名
      第10回日本臨床睡眠医学会
  • [学会発表] 睡眠時ブラキシズム中に認められる顎運動様式の発現様相2019

    • 著者名/発表者名
      吉原靖智、鈴木善貴、大倉一夫、重本修伺、鴨居浩平、富永賢、松香芳三
    • 学会等名
      一般社団法人日本歯科技工学会中国・四国支部平成30年度学術大会

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公開日: 2019-12-27  

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