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2018 年度 研究成果報告書

DOCK8陽性CD4陽性T細胞が実験的SLEを発症させる機序と治療標的候補の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17H06939
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 膠原病・アレルギー内科学
研究機関聖マリアンナ医科大学 (2018)
株式会社膠原病研究所 (2018)
九州大学 (2017)

研究代表者

櫻井 恵一  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (50805273)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワード全身性エリテマトーデス / 自己臨界点説 / aiCD4T細胞 / 自己反応性T細胞 / 自己抗体
研究成果の概要

全身性エリテマトーデスは、多彩な臓器に病気を引き起こし、非常に重篤となりうる自己免疫疾患である。治療法はどんどん進歩しているが、その病因はいまだわかっていないところが多く、治療の過程で感染症などを起こしてしまうことがある。我々は、実験動物(マウス)でヒトの全身性エリテマトーデスと同様の症状を引き起こす方法を見出した。またそれによって生じる病気に特徴的な細胞を発見した。この細胞の特徴をうまくみいだせば、副作用の少ない有効な治療をすることができる可能性がある。その特徴を捉える研究を進めた。

自由記述の分野

膠原病

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究代表者達は、マウスにヒトの全身性エリテマトーデスと類似の病気を人工的に起こすことに成功し、そのマウスを研究し、病気に特異的な細胞を見出した。これをaiCD4T細胞と呼び、その特徴を検討したところ、その細胞に特徴的な表面分子を見出した。この分子をもつ細胞が病気の発症にかかわっている可能性が高いことを実験的に見出した。また、CD4陽性T細胞はT細胞受容体と呼ばれる、自己と非自己を見分ける機構があり、全身性エリテマトーデスではこの認識後の反応に問題があることが考えられている。今回そのT細胞受容体の種類と病気のマウスでの特徴を検討した。この研究が進めば副作用の少ない治療法の開発につながると考える。

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公開日: 2020-03-30  

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