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2019 年度 研究成果報告書

パーキンソン病モデルマウスを用いた摂食・嚥下障害発症のメカニズム解明と治療戦略

研究課題

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研究課題/領域番号 17H06963
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児系歯学
研究機関長崎大学

研究代表者

吉見 知子  長崎大学, 病院(歯学系), 医員 (20805973)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワード咀嚼 / マウス / 顎運動 / 筋活動
研究成果の概要

モーションキャプチャーシステムを応用した6自由度顎運動計測装置と筋活動同時計測システムを開発した。本システムにより、下顎頭などの生体内部の解剖学的解析点における3次元顎運動計測に加えて、臼歯、切歯での咬合接触ならびに、咀嚼運動軌跡上の各時点に対応した咬筋、顎二腹筋の筋活動計測が可能となった。また、マウスに神経伝達物質を投与することにより、神経伝達物質を介した情報伝達機序が咀嚼・顎口腔領域の運動調節に重要な役割を果たすこと、脳内伝達物質をターゲットとした薬物療法が摂食機能障害に対して有効である可能性が示唆された。

自由記述の分野

歯科矯正学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現代において、加齢や脳神経疾患に付随する摂食・嚥下障害が急増していることは周知の事実である。摂食・嚥下障害の病因・病態を解明するためには、生きた実験動物を対象に、無麻酔・覚醒下での詳細な運動記録を継続的に観察する新たな実験系の構築が不可欠である。今回、光学式6自由度顎運動計測システムと筋活動同時計測システムを構築し、顎運動と筋活動のデータをリンクさせた。本研究により、中枢神経系への入力の変調による運動出力への影響を明らかにすることで、これまでその複雑な神経機構から困難とされてきた咀嚼・嚥下運動制御メカニズムの解明に貢献するもであると考える。

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公開日: 2021-02-19  

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