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2018 年度 研究成果報告書

選択的受容体機能調節因子に着目した高血圧の新規治療戦略

研究課題

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研究課題/領域番号 17H06993
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 内分泌学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

小林 竜  横浜市立大学, 医学部, 助教 (60805612)

研究協力者 田村 功一  
研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワード高血圧 / レニン-アンジオテンシン系
研究成果の概要

近位尿細管特異的ATRAP発現制御マウスの作製に成功し,アンジオテンシン依存性高血圧モデルを用いて詳細な検討を行った結果,近位尿細管ではなく遠位尿細管系のATRAPが主に,高血圧発症抑制の内在性システムとして機能している可能性が高いことを明らかにした(J Am Heart Assoc. 2019 Apr 16;8(8):e012395).その一方で,現在までに,近位尿細管のATRAPは腎老化や寿命などに関与している可能性があることを報告しており,今回作製に成功した近位尿細管特異的ATRAP発現制御マウスをもちいて,今後のさらなる研究展開を行っていく。

自由記述の分野

高血圧,慢性腎臓病

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで,アンジオテンシン受容体結合蛋白ATRAPは,腎尿細管において高い内在性発現レベルを認め,病的刺激下で生じる尿細管1型アンジオテンシン受容体シグナルの過剰活性化および一次性ナトリウム再吸収亢進を抑制することで,高血圧の発症を抑制する新規内在性システムとして機能していることを明らかにしてきた.今回,近位尿細管特異的ATRAP発現制御マウスの作製に成功し検討を行った結果,近位尿細管ではなく遠位尿細管系のATRAPが主に,高血圧発症抑制の内在性システムとして機能している可能性が高いことを明らかにした.尿細管ATRAPの機能を分析したことで,今後新規高血圧治療に結びつく可能性がある.

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公開日: 2020-03-30  

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