• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

体細胞モザイク変異を原因とする脳奇形の遺伝的原因の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17H06994
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

藤田 京志  横浜市立大学, 医学研究科, 特任助手 (20805113)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワード体細胞変異 / 単一遺伝子疾患 / ディープシークエンス
研究成果の概要

難治性てんかんを発症する視床下部過誤腫または限局性皮質異形成の原因となる変異を検出し新規の原因遺伝子を同定することを目的に解析を行なった。
視床下部過誤腫においては次世代シークエンスとマイクロアレイによる詳細な解析により、新規の疾患原因遺伝子を同定した。これらは視床下部過誤腫の原因としてすでに知られている遺伝子と同様にソニックヘッジホッグシグナリングや線毛に関連した遺伝子(KIAA0556、DYNC2H1)であったが、RAS/MAPKシグナリングに関連した遺伝子であるPTPN11も認められた。
限局性皮質異形成は次世代シークエンスを用いて解析を行っているが新規の疾患原因遺伝子は同定されていない。

自由記述の分野

人類遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

視床下部過誤腫の発生の原因遺伝子としてソニックヘッジホッグシグナリングや線毛に関連した遺伝子が知られているが、本研究により同定された3つの遺伝子のうち2つはソニックヘッジホッグシグナリングや線毛に関連した遺伝子であった。残りの1つはRAS/MAPKシグナリングに関連した遺伝子であり、視床下部過誤腫の新しい発生機序の可能性が示唆される。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi