甲状腺未分化癌におけるPD-L1の発現状況を免疫染色法を用い調査した。甲状腺未分化癌では、甲状腺乳頭癌、甲状腺濾胞癌、腺腫様甲状腺腫などの組織型と比較して有意にPD-L1の発現が亢進している事がわかった。 また、甲状腺未分化癌モデルとなる細胞株でのPD-L1発現状況を調査した。ウェスタンブロット法と免疫染色でそれぞれ過剰発現を確認する事ができた。このセルラインを免疫不全マウスに移植し、甲状腺未分化癌・腫瘍モデルを作成した。パラフィンブロックからのスライドを作成し、免疫染色にて過剰発現がvivoでも見られることを証明した。
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