本研究の目的は、行動制限最小化に関わる多職種の倫理的葛藤と対処行動について明らかにし、行動制限最小化における多職種間の倫理調整プロセスモデルを作成することである。多職種間には、患者の精神状態が悪化するリスクについて、意見や判断が多職種で異なる場合に倫理的葛藤が生じており、多職種間での意見の違いがあっても、互いを尊重し、それぞれの考えをすり合わせて、安全に行えるかどうかを大事にし、タイミングを逃さず行動制限最小化の方法を模索していた。これらを基にして行動制限最小化における多職種間の倫理調整プロセスモデルを作成した。
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