本研究は、分娩ケア提供者から女性に対する『軽蔑と虐待 (Disrespect and Abuse:D&A)』行為についてケア提供者側の認識の実態を明らかにし、測定用具の開発を試みるものである。 タンザニアの助産師および助産学生・教員合計210名から質問項目への回答を得ることができた。D&Aに関する認識として、実施が許容されるものであるか否かを問うたところ、最も許容してはならないという結果となった行為は「女性に対する賄賂の請求」であった。反対に、許容してはならないと考える行為として最も割合が低い結果となったのは、「内診時に下半身を布で覆わないこと」であった。現在尺度化に向けて分析を継続中である。
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