医療用ワークステーション内に特殊なフォーマットで圧縮保存された4D-DSA画像を解凍し,撮影タイミング毎の3D画像として出力する手法を確立した.また,撮影された血管内のある領域における造影剤密度を抽出しグラフ化するまでの作業を,ほとんど自動化することに成功した.この作業の自動化は,将来的に多くの症例に対して本研究を応用する,あるいは本研究の成果を医療用ソフトウェアとして発展させる際に重要となる.さらに,CFD解析で流入面とする位置でのtime-intensity(TI)曲線(時間と造影剤密度の関係)の作成法と,それに基づき,流入条件の波形の位相,心拍数を得る手法を確立した.
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