出産後に行われる授乳指導では、添い乳(臥位での授乳)についてあまり行われていない。しかし、退院後の母親は高頻度で行っていることが明らかとなった。添い乳での筋電図測定と短期的な痛みの関連をみると、筋負荷が大きい部位が短期的な痛みに繋がる可能性が示された。また、添い乳での左右不均等授乳が授乳期の痛み(慢性的な痛み)に繋がる要因の一つであることが明らかとなった。そのため、添い乳い姿勢には上体の安定が必要であり、頭部から肩関節、背部肩甲骨、両膝間にクッションを使用し、頭部から背中部分は床と脊柱が45°となる姿勢が、身体負荷の小さい姿勢であることが明らかとなった。。
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