本研究の目的は小学校プログラミング教育カリキュラムを構築することである。実践に向けての課題として,1)各教科とプログラミング教育の目標との関連性が不明瞭,2)授業時間の確保,が明らかとなった。これらの課題を解決するために,小学校教員の意識調査を行い,研修に加えて,プログラミング教育導入に関する社会観の育成が重要であることを明らかにした。上記を踏まえて,情報活用能力育成を基盤としたプログラミング教育実践の学習モデルとして,1)情報教育の領域での問題解決学習を通して,プログラミング的思考を高める学習モデルと,2)身に付けたプログラミング的思考を活用して,問題解決学習を行う学習モデルを提案した。
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