研究課題
研究活動スタート支援
本研究は、日本の小学校等の通常教育において「特別な教育的対応・配慮」が歴史的にどのような経緯のもとに誕生し、営まれてきたのかを明らかにするために、明治初期からの急激な近代化・産業化・資本主義化によって子どもの「貧困・児童労働・不就学」等の問題が深刻化した東京市に着目して、戦前とくに、明治・大正期の初等教育の成立・普及のプロセスにおいて、子どもの「貧困・児童労働・不就学」等に起因する各種の教育困難に応じてなされた多様な「特別な教育的対応・配慮」の実態とその意義を検討した。
特別支援教育
本研究は、明治・大正期の初等教育の成立・普及のプロセスにおいて、子どもの「貧困・児童労働・不就学」等に起因する各種の教育困難とそれに応じてなされた多様な「特別な教育的対応・配慮」の検討を通して、「通常教育の枠組みにおける特別な教育的対応・配慮」が、歴史的にどのような経緯のもとに誕生し、営まれてきたのかを解明しようと試みた。こうした研究成果は、従来の研究にはない独自性であり、大きな学術的成果であると考えられる。