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2018 年度 実績報告書

15世紀北イタリア諸宮廷における葬礼美術に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17H07236
研究機関同志社大学

研究代表者

小松原 郁  同志社大学, 研究開発推進機構, 助手 (20803125)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワード西洋美術史 / ルネサンス / 宮廷美術 / イタリア
研究実績の概要

本研究では、北イタリアの諸宮廷において15世紀に制作された葬礼美術、とりわけリミニやミラノで制作された墓碑や墓廟聖堂の図像の特質とその社会的背景を明らかにするため、北イタリア諸都市において君主の墓碑および墓廟聖堂装飾の調査を行い、その図像や都市間の影響関係の分析を行った。特にリミニのマラテスタ家墓廟、サン・フランチェスコ聖堂(通称テンピオ・マラテスティアーノ)の装飾に着目し、聖堂内の墓碑と装飾図像を家系の記憶の形成という観点から再考することで、葬礼美術の系譜の中に位置づけて評価するとともに、15世紀後半の北イタリアの葬礼美術の図像の特徴の一端を明らかにした。また、図像や構成の着想源としては、14世紀にナポリ宮廷において制作されたアンジュー家の墓碑群や、君主称揚図像との関連を指摘し、墓碑や墓廟聖堂の図像構想における都市間の相互刺激、君主間の政治的関係の墓碑墓廟の造形への影響を明らかにした。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] マラテスタ家墓廟テンピオ・マラテスティアーノ再考 ―家系の記憶としての墓碑―2019

    • 著者名/発表者名
      小松原郁
    • 雑誌名

      社会科学

      巻: 第49巻第1号 ページ: -

    • 査読あり
  • [学会発表] マラテスタ家墓廟テンピオ・マラテスティアーノ再考――記憶の場としての墓碑2018

    • 著者名/発表者名
      小松原郁
    • 学会等名
      美学芸術学会

URL: 

公開日: 2019-12-27  

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