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2018 年度 研究成果報告書

小児期発症1型糖尿病患者の性差を踏まえた思春期・青年期支援プログラムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17H07262
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関大阪医科大学

研究代表者

山崎 歩  大阪医科大学, 看護学部, 准教授 (20457352)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワード1型糖尿病 / 思春期・青年期 / セルフマネジメント / 性差 / 身体感覚
研究成果の概要

本研究では小児期に1型糖尿病を発症し、現在、思春期・青年期に達した男性のセルフマネジメント獲得プロセスを明確化することを目的とし、青年期の男性を対象にインタビューを実施し、データを分析した。その結果、身体変化に伴う血糖コントロール不良への苛立ちを抱えつつも、新たな生活に療養を組み込むための試行錯誤を行っていた。また、療養経験をもとに人の役に立ちたい自分という、視点の転換も示されていた。
次に、女性を対象として研究者が実施した研究結果との比較検討を実施した。今後、前記結果を踏まえ量的研究へと発展させ、性差を踏まえた支援プログラム構築を最終目的として研究を継続中である。

自由記述の分野

小児看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

二次性徴の開始となる思春期から青年期の身体的・心理的変化の大きい時期に、それまで経験してきた自己管理や異常血糖時の身体感覚のずれを調整し、身体感覚の捉えなおしを行うことで新たなセルフマネジメント能力が獲得できるものと推測される。同時に、病気をもつ自己というアイデンティティやジェンダーアイデンティティの獲得にも有用と考える。
そこで本研究で得られた結果を基に、成長に伴う身体的変化や発達課題に対応できる支援プログラムの開発を目指すことは、今後、成人期に向けてよりよいセルフマネジメントの自立を目指す視点でも有用と考える。

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公開日: 2020-03-30  

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