研究課題/領域番号 |
17H07271
|
研究機関 | 関西外国語大学 |
研究代表者 |
地頭所 里紗 関西外国語大学, 外国語学部, 助教 (90802570)
|
研究期間 (年度) |
2017-08-25 – 2019-03-31
|
キーワード | フード・ネオフォビア / 食物新奇性恐怖 / 消費者行動 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は実験を通じて,エスニックフードの受容において発生する,「未知の,またはなじみのない食べ物に対する恐れや嫌悪感」であるフード・ネオフォビアを緩和するのに有用なマーケティングコミュニケーションを探索的に明らかにすることである。 1年目は文献調査とプレテストを行い,使用尺度,実験刺激の選定を行なった。これに伴い,フード・ネオフォビアによる摂食拒否傾向の強さが対象食物の外見的特徴の影響を受けることが明らかになった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
プレテストの結果,潜在的態度変容を測定するための尺度がうまく機能しておらず,本調査のリサーチデザインの見直しを行っているため。
|
今後の研究の推進方策 |
リサーチデザインの見直し後,使用尺度,調査方法を変更してもう一度プレテストを行う。IATは基本的にはPCを用いて実験参加者が画面を見てからボタンを押すまでの反応時間を用いた測定方法であるが,質問紙を用いる方法でもその妥当性が確認されている(藤井,2009)。そのため,筆者の在籍大学の学生から実験参加者を募っての再試行が可能である。
藤井勉(2009) 「知能観 IAT 紙筆版作成の試み 」『学習院大学人文科学論集』XVIII,305-319 頁
|