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2018 年度 研究成果報告書

DAMPs による血管新生機序解明および新規がん治療薬の創薬研究

研究課題

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研究課題/領域番号 17H07272
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 薬理学一般
研究機関近畿大学

研究代表者

山崎 由衣  近畿大学, 医学部, 助教 (50761970)

研究期間 (年度) 2017-08-25 – 2019-03-31
キーワードAGEs / 血管新生 / エンドサイトーシス
研究成果の概要

がんなどの様々な病態において、血管新生の異常が生じ、その病態の悪化に繋がることが知られている。我々は、糖尿病や加齢によって増加し、あらゆる疾患との関連が報告されている advanced glycation end products (AGEs) が血管新生を制御していると考え検討を行った。その結果、複数の膜抗原が協力して AGEs をエンドサイトーシスによって血管内皮細胞内へ取り込ませ、過剰な血管新生を誘導していることが明らかとなった。また、この AGEs による過剰な血管新生を抑制する食物由来成分を見出した。これらの研究は、今後の新規血管新生阻害薬の創薬研究に大きく寄与すると考えられる。

自由記述の分野

薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

がんや糖尿病性網膜症、慢性炎症性疾患では、過剰な血管新生が誘導されその後の病態が増悪する。よって、新規血管新生抑制薬の開発が望まれている。本研究課題で我々は、上記のような疾患との関連が報告されている AGEs に着目し、AGEs が過剰な血管新生を誘導し、脆弱な血管が形成されることを見出し、その血管新生促進機序の一部を明らかとした。さらに、この血管新生を抑制する食物由来成分を明らかとしており、これが新規血管新生阻害薬の候補分子となる可能性が考えられる。よって、本研究は今後の創薬研究に大きな影響を与える成果が得られたと考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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